『セドナメソッド』要約と感想その9

読書

人生を変える一番シンプルな方法 セドナメソッド』ヘイル・ドゥオスキン著

感情を手放すテクニックについて書かれた本書を、数記事に渡って要約していきます。

前回の記事からの続きです。(1記事目から読む

長くなりましたが今回で本書の最後まで要約します。

文章をまとめる作業によって、自分自身の解放がだいぶ進んだように思います。

健康と幸福感の増進

身体の状態がどうであれ、ただあるがままに認めましょう。

以下のように自問します。

  • 身体の状態について、抵抗を感じていることがありますか?
  • その抵抗を手放せますか?
  • 身体をありのままで認められますか?

健康的に心配であれば、前回の記事で述べた「心配事が実現することを、潜在意識は望んでいる」ことを思い出し、手放します。

自分の状態に対する利点・不都合をみていくことも効果的です。

ダイエットを試みる女性を例にあげると、過食や太った身体について、利点と不都合な点を両方解放することで、自然に成功していくわけです。

依存、悪癖からの解放

タバコをやめたい場合、「やめなければならない」と思うほどにやめられなくなります。

正しくなければならないという感情の奥に、制御欲求、承認欲求、安全欲求などが潜んでいるためそれらを認めます。

やめたいと思うタバコを吸ったあとでも、「またやってしまった」という思い(羞恥心、罪悪感など)を解放するのは、別に手遅れでもなく効果があります。

罪悪感や羞恥心というのは2つのウソをつきます。

1つ目はそう感じることによって「罰を逃れられる」というウソです。

2つ目はそう感じることで「再び同じことをしなくなる」というウソです。

罪悪感や羞恥心を解放するため、以下のように自問します。

  • 罪悪感や羞恥心を、承認や制御、安全を得るために使ってますか?
  • それらの欲求を手放せますか?
  • 自分を罰したい気持ちを手放せますか?

理想の身体をイメージしよう

身体に関するヴィジュアライゼーションは、病気の治癒や身体機能の最適化に効果を発揮します。

  • 五感を使って理想の身体をイメージします。
  • 否定的な思考や感情がでてきたら、その根本にある欲求を解放します。

以上のことを、否定的な感情が消えるまで繰り返しましょう。

組織の生産性を上げる

セドナメソッドは個人だけでなく、集団や組織に対しても良い影響を与えるということがわかってきていると思います。

組織の中でセドナメソッドを使う人が増えれば、内側から良い方向に変わっていくでしょう。

組織の能率と生産性は上がり、仲間ひとりひとりの安心感と満足感が増していきます。

解放を行う人は多いほうが良いですが、組織の中で意識的なのが一人だけだったとしても、全体が変わることはよくあるのです。

ほとんどの組織は、内外の環境をコントロールすることを重視しているので、それが不必要な抵抗を生みます。

一部の人でも制御欲求を解放し始めることで、組織内の調和と効率性がよくなり、組織外の市場などにおいても力が増します。

組織と自分の仕事の流れをスムーズにしたいなら、抵抗を手放すのが最善です。

  • この作業をすることに対する抵抗を手放せますか?
  • それをしないことに対する抵抗を手放せますか?

このような解放作業により、日々の仕事に喜びと機転を持って対応できるようになります。

仕事のために結成されたチームでも、一人一人が解放を行うことにより、自然な絆が生まれるはずです。

組織で働くストレスを解放する

ストレスのない仕事環境を望むなら、「命令するのではなく、頼む」ということを意識してください。

そうすることで相手との協力関係がレベルアップし、お互いのストレスが軽くなります。

感情や欲求を手放すことで、能率的に物事を進めるために必要なスペースが心の中に生まれるのです。

仕事に締め切りがあってプレッシャーを感じると、能率は下がります。

時間に追われていると気づいたら、「世界自分の時間は自分のものだ」という態度でプレッシャーを手放しましょう。

日々を過ごす中で、その日の時間の使い方に対する感情を手放すのです。

毎日、解放のための時間を少しとることで、時間の余裕は何倍にもなって返ってくるでしょう。

世界を支援するために解放する

あらゆる人や物に対する感情や思考、信念を解放するたびに、あなた本来の愛に満ちた性質が現れてきます。

あなたが自分自身を解放することは、世界を支えることにつながっていきます。

解放することで自然に、平安で愛情に満ちた、建設的な状態になっていきます。

テレビのニュースなどを見て、感じることがあればそれを手放しましょう。

好ましくない世界の状態に反対するのではなく、好ましい状態のほうに賛成するようにします。

問題ではなく解決を心にイメージしましょう。

自分に合った方法で

見返りを期待しないで与えることが理想です。

与える方法は無数にあるので、自分に適したやり方でやっていきましょう。

お金を与えるほか、知識を伝えること、または単に相手に親切にしたり、相手を尊敬したりするのも与えることに含まれます。

見返りを求める気持ちを解放することで優しさが生まれ、世界とあなた自身を助けます。

終わりに

以上、9記事に渡って本書の要点をまとめてみました。

「がんばって書かなければ」という気持ちを手放しながら書いてきましたが、やはり最後まで書けてほっとしています。

セドナメソッドは本当に効果があるので、是非ともやってみることをおすすめします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

人生を変える一番シンプルな方法 セドナメソッド』ヘイル・ドゥオスキン著

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