『セドナメソッド』要約と感想その2

読書

人生を変える一番シンプルな方法 セドナメソッド』ヘイル・ドゥオスキン著

感情を手放すテクニックについて書かれた本書を、数記事に渡って要約していきます。

前回の記事からの続きです。

解放は自分自身のため

セドナメソッドは完全に内面的なものであり、あなた以外の何か、あるいは誰とも関係がありません。

解放は心の中の根本的な、内面的なレベルで起こります。

セドナメソッドはリラックスした性質のものなので、やったときにいつも強い感情を経験するとは限りません。

軽い感情にも強い感情にも同じように効果的なのです。

また、変えたいと思う物事を対象にしても、それが変化する前に他の側面がいろいろ変わってくるかもしれません。

メソッドを日常生活に取り入れることで、自分の感情に敏感になります。これは進歩の兆候です。

あなたはあらゆる感情を(嬉しいものも痛いものも)より深く経験できるようになります。

よくある質問と答え

・どれくらいの頻度でやればいい?

やりすぎるということはなく、やればやるほど得られる収穫も増えます。

・やり方を学ぶのにどれくらい時間がかかる?

第1章(前回の記事)で基本手順を学んだので、その通りやっていれば簡単に感じてくるでしょう。

結果がどのように出るかは人それぞれです。

・シンプルなのに、どうしてこんなに効果があるの?

効果的な道具ほどシンプルであることが多いのです。

何度もやっているうちに呼吸するみたいにできるようのなるでしょう。

・解放するとどんな感じになる?

身体はリラックスしてきて、心はどんどんと静かになり、思考が明晰になることに気づくでしょう。

・やるのをつい忘れてしまうときは?

忘れてしまうのは自然なことで、まずはそれでいいのだと思いましょう。

そのうちに、以前のパターンに陥る前に気づけるようになり、解放できて、古いパターンの行動をしなくなります。

・セドナメソッドをやるために、信念を変えたりする必要はある?

ありません。また、ここに書いてあるというだけで信じ込むのはやめて、自分でやってみて効果を確かめてください。

セドナメソッドによって真にスピリチュアルな体験をして、そこから新しい信念が生まれたという体験談もあります。

・他の自己啓発法などに関わっていてもいい?

セドナメソッドはあらゆる自己啓発法のエッセンスといえるものなので大丈夫。

他の自己啓発法の形と組み合わせることで、より良い結果を生むかもしれません。

感覚を使って解放を促進する

視覚、運動感覚、聴覚のうち誰でもどれかに優れているので、自分にとって効果的な感覚を使いましょう。

視覚を使うのが好きなら、以下のようにイメージしてみると良いでしょう。

  • 身体の部分に結び目をイメージし、解放と同時に解けていく。
  • 感情が押し込まれている圧力鍋のフタを開ける。
  • 手に感情を握りしめ、手を開いて感情が去るイメージをする。
  • 暗闇の部分が光に照らされるイメージ

運動感覚に優れていると思うなら、以下のような方法を試してください。

  • 両手のひらをみぞおちに置き、解放とともに両手を広げる。
  • 片手で拳をつくりみぞおちに置き、解放とともに手を開く。
  • 感情を感じている身体の部分に手を当てる。

聴覚がすぐれているなら、解放のための会話を頭の中でイメージするだけで十分かもしれません。

この場合も議論を避け、なるべく思考を使わずにハートで行いましょう。

陥りがちな落とし穴を避ける

「傷つくのは生きている証」、これは自分自身と問題を同一視している場合に出てくる言葉です。

問題を持っている自分に慣れてしまい、不確実な状況に進むのをためらっているパターンです。

偽物の安心感を持ち続けるのと、自由になるのではどちかが良いのか自問してみましょう。

また、自分が持っている問題について、他人に同意や承認を求めていないかをチェックします。

誇り(プライド)という感情にも気をつけます。問題をかかえていることにうぬぼれを感じ、やみつきにならないようにしましょう。

問題について理解したい、原因を究明したいという気持ちは、解放のさまたげとなります。

というのも、わかろうとすると「今」を離れてしまうからです。

「問題を理解するのと、問題から自由になるのでは、どちらがいい?」と自問しましょう。

成長は楽しい

学ぶというよりもむしろ、自分にできることを探究するゲームのように楽しんでください。

読み進めて解放を行うたびに、セドナメソッドのパワーが明らかになっていきます。

次の記事に続く

人生を変える一番シンプルな方法 セドナメソッド』ヘイル・ドゥオスキン著

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