スピリチュアルカウンセラー並木良和氏の書籍の概要を紹介します。
前回の記事からの続きです。どのページも面白く、重要に思えてくるので要約が大変です。
最初から読む場合はこちらから。
存在理由についての悩み(何をしたいのか)
制限の次元の中だと、「これをやりたい」という気持ちと「でもやれない」という反応がセットになってしまいます。
よって意識の上ではやりたいことがない、わからないということになるのです。
あったとしても「これならできそうだ」と感じられる中でしか動きません。
子どもの頃に何が好きだったかに思いを馳せていると、やりたいことのヒントが見つかるかもしれません。
並木氏のもとに相談してきた女性で、彼女は性同一性障害という診断を精神科医より受けていました。
本質的な問題はスピリチュアルなもので、彼女は魂レベルでは「目醒める」と決めていましたが、意識が抵抗していました。
その抵抗が破壊的な衝動につながっていたので、並木氏はリーディングし、彼女のガイドたちからのメッセージを伝えます。
それにより、本質からずれて崩れてしまったバランスが元に戻るきっかけができて、彼女の魂は本来の輝きを取り戻しつつあります。
これからの時代は「分離」から「統合」の流れに向かいます。
医療の分野で「分裂病」が「統合失調症」という名称に変更されたのも、その流れの社会的な象徴だと並木氏は考えます。
自分でできるヒーリング
個人でできるヒーリングの手法を紹介します(詳しく知りたい方は本書を実際に読んでください)。
- 横になり、楽な姿勢を取り、数回深呼吸をしてリラックスする。
- ヒーリングのプロセスをサポートしてもらえるよう、自分のガイドや天使にお願いする。
- 浄化の力がある「紫色の冷たい炎」で包まれているイメージをする
- 右足の爪先か息を吸い、左足の爪先から吐き出すイメージを3回。次に左手指先から吸い、右手の指先から吐くイメージを3回行う。
- 「感情体」のエネルギーとして、みぞおちに黄色い光の玉があり、その玉が拡大して身体を覆うイメージをする。「感情体」は黄色い繊維状のエネルギーで、ほころびが見つかったら修正する。
- 「精神体」のエネルギーとして、胸に緑色の光の玉があり、それが拡大して身体を覆うイメージをする。その色を虹色に変えていく。
- 「霊体」のエネルギーとして、足元から青白い光の川が頭の先へ流れるイメージをする。「ずれ」や汚れを感じたらイメージ上で調整する。
次にチャクラの調整に入ります。本書では主要なチャクラ7つに焦点を当てます。
諸説ありますが、以下に示す色で進めていきます。
- 第1チャクラ(会陰部)赤
- 第2チャクラ(おへその奥)オレンジ
- 第3チャクラ(みぞおち)黄色
- 第4チャクラ(胸の真ん中)緑
- 第5チャクラ(喉)青
- 第6チャクラ(額の中央)紫
- 第7チャクラ(頭頂部)白光
まず会陰のあたりに赤い光の玉があるとイメージし、深呼吸しながらその玉を時計周りに回転させます。
直感的に終了したと感じたら、第2〜第7チャクラまでを順に、同じように繰り返します。
第7チャクラまで終わったら全体のバランスをとるため、頭から足先に抜ける白光をイメージし「完全なバランスが実現する」と心の中で言います。
最後にガイドや天使たちに自分のオーラを調整してくれるように頼み、感謝の気持ちを伝えます。
終わったらお水を多めに摂るようにしましょう。
宇宙意識につながると、あらゆることが可能になる
問題を解決するためには、その現実よりも上の次元から対処する必要があります。
高次元に上がる方法が、問題を創り出したバイブレーションを統合することです。
「統合」を実践して宇宙意識につながると、制限の次元では考えつかなかったアイデアが湧き、できることが増え、健康になり、人間関係も調和がとれて、金銭的にも豊かになります。
(とにかく良いことずくめですね。統合についてはまた後々の記事で)
つらいこと、絶望的なことが起こったらそれは「目醒め」のチャンスです。
その出来事で感じたバイブレーションを本当に手放すことができれば、何段階も周波数が上がり、宇宙意識へのつながりが強まります。
「女性性」を理解したほうがいい
人間は男性性と女性性という二つの性質を持っています。
前者が左脳的、すなわち「判断力・決断力・行動力・統率力」などの資質で、後者が右脳的、すなわち「育む・母性・受容性・直感力」などの資質です。
女性性の強い人のほうがスピリチュアルな世界を受け入れやすい傾向にあります。
最近は男性でも聞く耳は持とうとしてくれる、女性性を理解しようとする人が増えています。
女性性を理解できない、男尊女卑の傾向がある人間は今までのやり方が通用しなくなり、発展性へとつながらなくなっていくでしょう。
変化を怖れない
並木氏がクライアントのガイドの言葉を読みとり、それを伝えたとしても、当人が受け入れられないことがよくあります。
変わりたいと思う気持ちはあるものの、このままでいたいという思いのほうが強いのです。
「変化こそ安定なり」と心得ましょう。変化を楽しむ意識が本当の安定を見出すことにつながります。
人には自分を変えていく力が生まれながらに備わっているので、自分をもっと信頼することでその人の力は引き出されます。
(次の記事に続く)
『ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ』並木良和 著
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