スピリチュアルカウンセラー並木良和氏の書籍の概要を紹介します。
前回の記事からの続きで、今回は4章から要約していきます。
始めから読む場合はこちらから。
悩み相談は大きく分けて4種類
並木氏がカウンセラーをしていてわかったことは、悩みは大きくわけて4つに大別できるということ。
お金のこと、病気のこと、人間関係のこと、そして自分は何のために生きるのかといった本質に関わることです。
4つ目の本質的な悩みを多くの人がかかえるのは今の時代ならではのことです。
無意識に「お金は汚い」と思う人が多い
お金は汚いものだというふうに刷り込まれて育ってきた人は多いです。
お金にはある種の魔力があり、それを熟知していた賢者は「多く持つべからず」と戒め、お金は汚いという観念になっていきました。
宇宙から見たらお金もただのエネルギーであり、良い悪いはなくどこまでも中立です。
ただお金の面で問題のない人はいないので、お金にまつわるドラマが必ず存在していて、罪悪感というバイブレーションがつきまとっています。
スピリチュアルなことを学んで周波数の上がった人でも、お金の話題になると波動が下がったりします。
多くの人がお金を三次元の意識、すなわち「制限の意識」で見ているからです。
「私はお金持ちです」とアファメーションを唱えたとしても、制限の意識の中にいる限り、効果は発揮されません。
「宇宙意識」の次元に上がれば、繰り返し唱えずとも、ちょっと思っただけで実現します。
魔法の言葉「こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ」
並木氏の提唱する魔法の言葉「こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ」は以下の頭文字をとったものです。
- 心地よい
- 惹かれる
- しっくりくる(すっきりする)
- 楽しい
- 腑に落ちる
- ワクワクする
- 喜びを感じる
これらの感覚に従っていけば宇宙意識につながり、様々な可能性が開けてきます。
目の前の現実が自然にうまく流れていくのです。
制限の意識ではなく、宇宙意識から行動すれば、あらゆることに調和がとれていき、本当の豊かさを無限に生み出すことができます。
病気は「本来の自分からずれてますよ」というサイン
あなたが本来の自分を生きていないとき、ハイヤーセルフは「本来の道」に戻れるようにサインを出します。その一つの形が病気です。
病気は突然なるようなものではなく、出続けていたサインに気づかないフリをした結果の「強制ストップ」といえます。
病気になるのは本来の自分に気づくチャンスでもあります。
病気を機に自分が喜ぶことに意識を向ければ、その後の人生の質を高めることができます。
また健康であることへの感謝の気持ちや、自分や他人に対する思いやりが深まることもあるでしょう。
波動を上げれば病気は治る
病気になった場合にやるべきは、シンプルに言えば「ネガティブなエネルギーを外す」ことです。
西洋医学でも「意識の波動を上げる」ことで病状が好転する事実にたどり着いているとのこと。
その方法が「波動を乱しているネガティブなエネルギーを捉え、手放すことで周波数を高める」ことです。
病は気から、の「気」はいわゆる波動、バイブレーションであると並木氏は言います。
宇宙意識とつながり、本来の自分と一致した生き方をしていれば、体調も崩しません。
医者の診断は軽視するものではありませんが、真に受けすぎないようにします。
医者の言うことに違和感を感じるならば、あなた自身の心の声に耳を傾けましょう。
大元はバイブレーション
病気のことも、お金のことも、人間関係のことも、大元となっているのは周波数、すなわちバイブレーションです。
このバイブレーションで僕たちは自分の現実を作っていて、それに気づかない状態を「眠っている」状態といいます。
逆に自分に起こるすべてのことに100パーセントの責任を持つことを「目を醒ます」といいます。
バイブレーションは映画館に例えると「フィルム」に該当し、僕たちが見ている世界が「スクリーン」です。
本来の自分のものではないバイブレーションである「不安・心配・恐怖・無力感・罪悪感」などを手放すことで、本来の「こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ」のバイブレーションに戻っていきます。
相手との関係に魂のつながりがあるか
恋愛に関する相談を聞くとき、並木氏は世間一般の常識よりも「魂のつながりや発展性」を重視した答えを出します。
例えばいわゆる不倫にしても、いけないことだという刷り込まれた観念を鵜呑みにはしません。
ガイドは「倫理に反しているからやめなさい」というようなことは決して言わず、いつでも魂のつながりという観点からアドバイスをくれます。
今あなたにパートナーがいて、その相手と魂のつながりがあるかどうか知りたいなら、軽く目を閉じ深呼吸して、その人との未来に意識を向けてみましょう。
想像しながら「こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ」の状態になるなら大丈夫です。
これは相手と自分のハイヤーセルフが共振しているということです。
(次の記事に続く)
『ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ』並木良和 著
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