【君に成功を贈る】要約その6

瞑想

中村天風の講演録『君に成功を贈る』。

前回の記事では「敵をも味方にする」の章をまとめました。

今回は「笑いの人生に生きる」の章および「人生、極楽の秘訣」の章について。

この記事で本書の最後まで要約します。

観念が人生を極楽にも地獄にも変える

楽しい、おもしろい、嬉しいという思いが心の中に生じた時、人は朗らかな生きがいを感じることができます。

どんな名医や名薬といえども、楽しい、おもしろい、嬉しいというものにまさる効果は絶対にないのです。

例えば頭が痛いときに好きな人が現れたら、頭が痛いのを忘れたというような経験が、誰にでもあると思います。

これが観念の作用であり、観念は僕たちの人生を極楽にも地獄にも変えることができます。

だから何かがあれば「ああ嬉しい」「ああ楽しい」と思うようにすればいいのです。

心の態度を対外的なものにいちいち反応させていると、消極的におちいります。

対外的なものを超越し、いかなる出来事にも歓喜の念をもって接するようにしましょう。

悲しいことや辛いことがあったときこそ笑おう

それができないから困るんだというほとんどの人のための簡単な方法が、「笑う」ということです。

悲しいことや辛いことがあっても、努めて笑うようにしましょう。

笑えば心もちが何となく朗らかになり、鬱な気も開けていきます。

悲しみや辛さを忘れはしなくても、笑うことでやわらいだという経験は誰にでもあるはずです。

そもそも笑いというものは、人間だけに与えられている特権だといえます。

笑顔は万国共通語

ちなみに日本人というのは世界中で一番、笑うのが下手な民族といわれています。

昔の封建的な武家社会の時代は、喜怒哀楽をできるだけ表に出さないという美学があったからです。

天風氏も子どものころ(19世紀後半)は笑っていたら父親に叱られた経験がありますが、今なら堂々と「オヤジは古い。笑いには非常な効果がありますよ」と言えるといいます。

ちなみに親の頭を古いと思えるのは幸せなことであり、「親は古いなあ」と思えるように育ててくれた親に感謝しましょう。

なお笑い喜ぶのはのはいいですが、怒りや悲しみはみだり表に出さないほうがいいというのが天風氏の考えです。

笑顔というのは万言にまさるインターナショナルサインなのです。

笑いは強壮剤であり、開運剤だ

人間だけが笑えるようにできているのは、万物の霊長としてこの世に創造をもたらすためです。

その人生に負わされている負担をほどよく調和させるため、笑いというものを与えられているのです。

「僕は病弱だから笑えない、悲しいからニコニコできない」という人にかぎって、調子のいいときでも笑っていないものです。

または声だけ大きく笑って顔は無表情の人もいますが、それよりも声に出さずともニコニコ笑顔の人のほうがずっと尊い。

笑いは無上の強壮剤であり、また開運剤なのです。

神経系統の興奮をしずめる作用

科学的に説明すると、笑うことで「へそ」が動き、腹筋が伸縮します。

腹筋のリズミカルな振動が神経を通じて脳髄に良い反射作用をうながし、その結果、神経系統の興奮をしずめるのです。

神経系統をみだりに興奮させる事は直接間接に生命に危険を与えることになります。

感謝すべきことに人間には、興奮をしずめる手段として笑いが与えられているのです。

不運な人、体の弱い人ほど、笑顔をくずさない練習をしましょう。

怒ったり争ったりするために生まれてきたわけではない

人間は怒ったり争ったりするために生まれてきたのではありません。

笑うことは最初は難しく感じても、練習すれば簡単に習慣になります。

生きている刹那刹那、少しでも機嫌を悪くするのはもったいないことです。

現代は形容のできないほど人間の精神に負担のかかるのかもしれませんが、そんな時代だからこそおおいに笑いを活用してください。

まず命があってのもの

幸福に生きるためには、まず自分の命というものを大切にしなければなりません。

ある古代神話で、悪魔が町にやってきて「お前たちのものをひとつだけ残してすべて奪う。その大事なひとつを書いておけ」と言って去っていきました。

人々は「私はお金」「俺は食い物」というふうにそれぞれの思いを書きました。

再び悪魔がやってきた後、町には一人の人間しか生き残っておらず、その人だけ大事なものに「命」と書いていた、というお話です。

すべては命あってのもので、それ以外は人生の一部分にすぎないのです。

どんな場合もいまに感謝する

いま生きてるこの人生を楽しく、幸福なものにするための秘訣は、やはり心の持ち方を切り替えることです。

つまらないと思うこともおもしろく考えるようにします。

欲しいものが手に入らなかったら、現在自分が持っているものを嬉しいと思うようにしましょう。

現在のこのままで「ありがたい」と思っていればいいのです。

この現在感謝を、どんな場合があっても自分の心の中で堅持することです。

見出し

いま現在を感謝できない人は、この先にどんな良いことがあっても感謝できません。

良いときに感謝できないと、悪いときにはもっと悪くなるでしょう。

幸福になるための秘訣はこのようなデリケートなところにあるのです。

現在感謝の心持ちであれば、一秒一秒を楽しく生きることができます。

いままでのようなすぐに不平不満を言うような心持ちは捨てて、これからはどんなことがあっても現在感謝でいきましょう。

終わりに

最後は「感謝」が大事というところを見て、中村天風氏の教えもやはり斎藤一人氏や小林正観氏に通じるところがあり、僕の中でなんとなくつながりました。

(ついでに言うと、僕の好きなスピリチュアルカウンセラー並木良和氏は天風氏の孫弟子にあたります)

ほんとうに良い話は50年たっても100年たっても良いままですね。

この本の巻末は天風氏の言葉100選が載っていて、それぞれな素敵なのでぜひ目を通していただきたく思います。

君に成功を贈る』中村天風

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