『ジェイソン流お金の増やし方』書籍紹介と感想

読書

ジェイソン流お金の増やし方

厚切りジェイソンさんのこの本、オーディブルで聴いてみたところ非常にシンプルで納得できる内容だったのでご紹介します。

あくまで僕個人の感想なので、適当に流し読みしていただく感じで大丈夫です。

堅実だけど合理的なジェイソン氏の考え

ジェイソン氏が本書で語っているのは、主に「お金の無駄遣いをやめよう」および「インデックスファンドに投資しよう」ということ。

まずお金の節約について、ジェイソン氏の考えは(意外なことに)かなり堅実。

個人的にすごく印象に残っているのは、ジェイソン氏は毎日コーヒーを2リットル飲むのだけれど、カフェインを補給できればいいと割り切って、2リットルのペットボトルにインスタントコーヒーの粉を入れ、水で溶かして持ち歩いている、という話です。

もしも毎回コンビニで買ってたら、500cc150円だとして600円、年間20万円以上の出費になります。

ジェイソンさんはそれを頭から否定しているのではなく「自分にとって出費に見合った幸せを得られているのか」と問いかけているのです。

幸福感を減らさない程度に節約

ちなみに僕もジェイソン氏には共感していて、似たような考えで「スタバに行ったつもり貯金」というのをよくやってます。

インスタントコーヒーの中でも特においしいと思っている「ネスカフェゴールドブレンド」を、なるべく安く買ってきます。

それを牛乳に溶かしたら「スターバックスラテ」を飲んだときと同じくらいの満足感を得られます(あくまで個人的な感覚です)。

お金にしたらスタバに行かない分、400円くらい得をしたと考えることもできなくはありません。

コーヒーの話ばかりしましたが、幸福度を減らさない範囲で節約できるところは、ちょっと考えればたくさんあるということです。

黙々とインデックスファンドを買い続ける

次に投資の話。ジェイソン氏が「知識として知っているはずなのに、実際にやってみる人が少ないのは、非常にもったいない」というようなことを語っていたのが印象的でした。

彼はあれこれ考えず、米国株式のインデックスファンドに投資をし続けているらしい。

それをどのタイミングで売るのかという問いに、きっぱりと「売らない」と言い切ったところに、なんかちょっと感動しました。

そもそもなぜアメリカの株なのかというと、例えば僕たちはウインドウズのノートPCや、iPhoneを使い、グーグルで検索して、アマゾンで買い物する……。

今挙げていったのは全部アメリカの会社ですね。それくらい自分たちの生活に浸透しているということ。

インデックスファンドを買うだけで分散投資になる

そして、いくら有力な会社だったとしても、個別株を保有するのはリスクが大きいので、分散投資したほうがいい、という話は聞いたことあると思います。

米国株式のインデックスファンドに投資するということは、アメリカにあるいろんな良い会社に分散投資しているのと同じだと、ジェイソン氏は言います。

シンプルかつ本質的な話だなーと思いました。

ちなみに彼は、ビットコインなどの仮想通貨に関しては、17世紀オランダの「チューリップバブル」と同じ匂いを感じるとして勧めていません。

チューリップバブルは、チューリップの球根に異様な価値が見出されて、土地や家が買えるくらいの値段に上がっていったものの、我に返ったかのように急落していったという話らしい。

本来の価値がよくわからないものには、むやみに手を出さないほうがよさそうですね……。

終わりに

以上、自分が記憶に残っている部分をかいつまんで紹介していきました。

僕がこれまで読んできた投資関連の本の中でも、一番シンプルだったかもしれません。人気があるのも納得の一冊です。

この本に興味を持たれた方や、投資を始めるための一歩を踏み出したい方はぜひ一度読んでみてください。

厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方

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