10分間瞑想とマインドフルネスの本『頭をからっぽにするレッスン』
前回の記事からの続きです。
今回ははまず、瞑想は朝一番にやるのが断然おすすめだという話から。
とりあえず、昼食や夕食の直後など、お腹いっぱいのときは眠くなるので瞑想には向いてないそうです。
朝一番をおすすめする理由
10分間瞑想を、朝起きた直後にやってほしい理由はいくつかあります。
まず、家族がまだ寝ているので邪魔をされないから。
また、朝の瞑想によって心がリフレッシュし、良いコンディションで1日にのぞむことができるから。
そして一番大切なのが、朝に瞑想を終わらせてしまうことで「今日のどこかで時間をつくってやらなきゃ」という思いを消せるからです。
朝に10分間瞑想をするためには、トイレなど準備を含めてこれまでより15分ほど早く起きる必要があります。
しかしただ15分間多く寝るよりも断然有益な時間になることは、僕自信の経験からも断言できます。
タイマーセットは大切
瞑想時間を10分と決めてタイマーをセットしましょう。
朝に瞑想する場合は仮に眠りこんでしまっても、時間になったら起こしてもらえるので安心です。
その日の調子によって、1分が10分に感じることがあれば逆もしかりで、だからこそタイマーセットが重要になってきます。
というのも自分自身の心について知るためには、調子の悪いときこそしっかり10分間向き合うべきだからです。
ずっと瞑想できそうな気分だったとしても、10分を一区切りとして、また時間を見つけて10分やるのが良いでしょう。
習慣化により脳も変化する
瞑想というスキルを身につけていくには、他のスキルと同じく、習慣にして繰り返す必要があります。
神経科学者も研究結果から反復の大切さを認めていて、毎日の瞑想は脳に好ましい変化をもたらすそうです。
さらに、その人にとって瞑想体験が良いものと感じたか悪いものと感じたかに関わらず、脳には有益な効果が見られたとのこと。
なので瞑想を始めたばかりの人は、すぐに効果が実感できないからといってやめないでほしいのです。
たまたま瞑想ができない日があったとしても、それをやめる口実にしないでください。
そして、瞑想の効果については他人の意見を当てにせず、自分自身の体験を信じてください。
ただし最低10日間ほどは続けてみることです。
見つけた感情は去っていく
瞑想によってこれまで気づいていなかった感情に気づいたりするので、それが不快感として現れる場合もあります。
表面的には嫌な体験かもしれませんが、その不快感を見つけたということは、それが去っていくのを見ることと同じなのです。
なので不快な感じがした場合は逆に喜びましょう。
また、瞑想中に体験したことや、気づいたことを記録しておくのも効果的です。
そうすることで日ごとのちょっとした変化にも気づきやすくなるはずです。
座る以外の瞑想法
目を閉じて座っているだけが瞑想ではありません。
歩きながらする瞑想や立ってする瞑想、横になってする瞑想もあるのです。
プディコム氏は歩いているとき、その歩くという行為および肉体の感覚に意識を向ければ、一切の思考が浮かばなくなることに気づいたそうです。
心というのは一度にひとつの場所にしかいられません。
同時並行にいろいろできていると思うのは錯覚であり、実際はめまぐるしく心が行ったり来たりしているにすぎないのです。
肩の力を抜いて今に在る努力を
日々の生活でマインドフルネスを実践するには「力まない」タイプの努力が必要になります。
意識はあらゆる動作に向けることができます。
対象となるのは、たとえば食べているものの味、椅子にかかっている体重、シャワーを浴びているときの感覚、など無数にあります。
マインドフルネスとは「今、ここ」に在る状態を意識することです。
心がどこかに行ってしまっていたと気づけたなら、そのたびに今ここに戻してやればいいのです。
マインドフルネスと人間関係
このようにマインドフルネスを生活に取り入れることで、とても気分が落ち着くはず。
そして、自分が何をどう考えてたり感じたりするか、さらにその理由とわかるようになってきます。
ほかの人と一緒にいるときに「今ここ」を意識することで、その人とすごす時間がむしろ密度の濃いものとなります。
マインドフルネスは人間関係にも良い影響を及ぼすわけです。
【記事11に続く】
アンディ・プディコム著『頭をからっぽにするレッスン』
コメント
おはようございます!
3月末でブログサークルを退会しました。
ブログは継続予定です^_^よろしくお願いします!