『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』
前回の記事からの続きです。
宇宙さんから「口ぐせ」についての授業を受けた著者コイケ氏は、ルールに沿ってオーダーをしました。
その後に映画を観に行ったとき、自分の人生も映画そのものだということを宇宙さんから教わります。
そしてコイケ氏は、自分のこれまでを振り返り、今後のシナリオを設定することで、運命が好転していくのでした。
結果を決めてオーダーをする
コイケ氏は望む結果を決めろと宇宙さんに言われ、「借金を返済したい」と答えます。
「返したーい」なら、すでにかなっているじゃないかと宇宙さんから言われ、「返済します」に訂正。
結果なのだから過去形(完了形)にしろ、ということで「返済しました!」と言い換えました。
次に期限を問われたので「10年」と答え、理由を問われたので「幸せになるために」と、コイケ氏は答えます。
まとめると次のような言葉になりました。
「僕は、10年で借金を返して、幸せになった!」
宇宙さんは「よし、覚悟を決めたんだな」と、オーダーを届けにいったのでした。
クリス・ガードナーの映画
いくらオーダーをしたからといって、2000万円の借金がとたんに消滅するわけでもありません。
ある日コイケ氏は、クリス・ガードナーという人物の半生を描いた映画『幸せのちから』を観ることに。
あらすじをざっと説明すると、まずクリスは事業に失敗しお金に困っているとき、赤いフェラーリに乗った男に出会います。
その男と同じ職業である、株の仲買人を目指すことにしたクリスは、途中で奥さんにも逃げられ、息子と一緒にホームレスのような生活も経験します。
でも最終的にクリスは成功し、ハッピーエンドを迎えるのでした。
人生は結果の決まった映画そのもの
「僕の人生も、映画だったらいいのに」
というコイケ氏のつぶやきに対し「おまえ、本気か? 人生なんて、映画とまったく同じに決まってるだろうが」と宇宙さん。
続けて、「この映画は実話なんだろう? じゃあ、コイケもそうなればいい」
「でも、現実はそんなにうまくいくはずがないじゃないですか」
「おいコイケ、今おまえはこの人生ゲームの難易度上げたけど、いいんだな?」
人生なんざ、映画とかゲームの世界そのものなんだよ、と宇宙さんは説明を始めるのでした。
地球は自分で設定した物語を楽しむ場所
人生は、ハッピーエンドを設定すれば必ずハッピーエンドになります。
そもそも地球というのは、宇宙の中でも特殊な星であり、行動という概念が存在します。
つまり、宇宙ではできない経験ができる場所が地球だということ。
そこで僕たちは、わざわざドラマティックな物語・ゲームを楽しんでいるわけです。
そして、物語・ゲームのジャンルやエンディングは自分で決めることができます。
ハッピーエンドに設定しておけば、途中でどんなに悲劇的なストーリーになっても、安全です。
ところが「そんなにうまくいくはずがない」と思っていると、ゲームの難易度がハードになったり、そもそもバッドエンドが設定されたりします。
宇宙というのは法則に基づいて、その人が口にすることをひたすら増幅するだけです。
あなたが「不幸大好き」である限り、どこまでもドSに攻めてくるのです。
自身のこれまでと、これからを書き出す
「人生は映画と一緒だ」ということを学んだコイケ氏は、自分の現状をあらすじにしてまとめました。
自分の店を持ちたいという夢をあきらめきれず、アパレルショップを開店。
しかし夢見心地でやってきた結果、気づいたら借金が重なって不幸のどん底に。
そして、全部自分の責任だということに気づくのでした。
この事実を受け止めたあと、コイケは今後のストーリーの続きを書き出します。
「ドSの宇宙さんに出会い、願望オーダー法を習得し、人生が好転し、借金の返済にも成功する」
ひとつづつやっていけば、怖がることなんてない
書き出してみると、これまでの不安や恐怖心も少し薄れ、エネルギーが湧くのを感じました。
そこでコイケ氏は、店に置く商品を検討し「売れ残らない仕入れ、売り切れる販売」を目指し始めます。
少しずつ成果が出始め、さらにコストのかからない範囲でお店をかっこよく見せるなど、できることを増やしていったのでした。
「本当に、映画のストーリーみたいだなぁ」
「だろ? ひとつずつやることやってりゃ、怖がることなんかひとつもねーんだよ」
【記事03に続く】
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