『BASHAR×Naokiman Show 望む未来へ舵を切れ!』
ダリル・アンカ氏がチャネリングする存在バシャールと、ユーチューバーのナオキマン氏による対談本。
前回の記事からの続きで、数記事に分けて要約してきましたが、今回が最後となります。
(1記事目から読む)
個人的にナオキマン氏のことは大好きですが、この本を最後まで読んでいっそう好きになりました。
引き寄せの法則について
バシャールが始めの章で説明した法則の4番目「与えたものは戻ってくる」は、引き寄せの法則と同じです。
僕たちは怖れの観念によって、引き寄せたいものをあえて遠ざけているので、僕たちが学ぶべきは「遠ざけるのをやめる方法」です。
そのためには、本当の自分も合致していない波動にしがみつくのをやめることです。
引き寄せを邪魔する「怖れの波動」を手放すのです。
サトリ世代と呼ばれる若者
ナオキマン氏の世代を含め、今どきの若者は「サトリ世代」と呼ばれ、あまり欲がないという特徴があります。
その原因は「人生とは生きる価値があるものだ」と教わってこなかったことにあります。
欲望はあっても良いのです。ただし、ネガティブで利己的な欲望にならないように、またバランスを大切にしましょう。
流れに身を任せ、情熱のままに生きましょう。
努力しない楽な生き方に見えますが、それが生きるということなのです。
本来の自分の姿でいれば、すべてが自然と収まるべき場所に収まるので、もがき苦しむ必要はありません。
子ども教育に取り入れたいアドバイス
まず、人生で必要なものはすでに自分の中に備わっているので、自分を表現するために自分を傷つけたり、他人を傷つけたりする必要はありません。
現実がどのように創造されているのか、方法を学ぶことで、人生をパワフルに創造できます。
大人たちは子どもが社会に出る前に「子どもが自分で判断・選択をする状況を体験できる環境」を提供しましょう。
もっとも大事なのが、大人は子どもから情熱を奪ったり、押さえつけたりしてはいけないということです。
これらの4つの法則が、地球の教育に革命をもたらすでしょう。
子どもが自分で判断できるようになったときが、これらの教育プロセスを終えるタイミングとなります。
皆がワクワクを追求してもいいのか
すべての人はワクワクを追求し、情熱のままに生きてしまったら、社会が機能しなくなるのではないかと心配する人は多いでしょう。
バシャールに言わせればこの考えはナンセンスであり、そのほうが社会はうまく回るのだと言います。
すべての人が本来の自分で最大限に生きた場合、すべては完全なる調和の中、最適なタイミングで動き出します。
シンクロニシティの法則や宇宙の法則は、単なるファンタジーではありません。
もちろんエゴに任せてやりたい放題にするのではなく、自分を信じることから始め、本来の自分を表現してください。
ソーシャルメディアよりも人間同士のふれあいを
ソーシャルメディアというツール自体は革新的なテクノロジーですが、あまりポジティブな方法で活用できていない人が多いです。
ツールの使い方を間違い、より社会から切り離されているかのように感じてしまいます。
正しく使うためには、なんでも過剰に使用しないことです。
メディアを通じてだけでなく、人間同士が直接つながることが大事です。
ちなみにエササニの人たちはテレパシーで会話ができるので、それがSNSのようなものですが、必要に応じてその能力を遮断したりしています。
すべてのツールは正しく使えば、システムの中で重要な役割を担い、より社会も進化するのです。
ネガティブな思考に意味はないと気づこう
他人があなたの人生を生きることはできないので、自分にとっての正解は自分だけがわかるものです。
また、他人をリスペクトすることは自分をリスペクトすることでもあります。
それは本来の自分を受け入れ、他人ともその状態で接するということです。
偽りの自分で接することは、相手にも失礼になります。
自分に問いかけることで、自分の凝り固まっている思考を変えることができます。
ネガティブな思考が消えない場合、別の思考が邪魔している可能性もあるので、それが何なのかを探します。
恐怖心は、恐れという思考が生み出しているだけで、恐れるべき事実など存在しません。
現実は幻想なので、恐怖心に負けず、恐れの中を突き進むのです。
「情熱」がわからない人へのアドバイス
「情熱のままに生きなさい」と言われると、何がスゴいことをやらなくてはと思うかもしれませんが、小さなステップからでいいのです。
本を読んだり散歩をしたり、友達と会ったりなど、今できることの中から選択しましょう。
そうしていくうちに、ハイヤーマインドがあなたの情熱を表現する大きな機会を与えてくれるでしょう。
すべては完全なシステムの中にあるので、もし間違った方向に進んでも、シンクロニシティがあなたを再度、別方向に導いてくれます。
病気の原因がネガティブなものとは限らない
病気になったら、まず自分を楽にすることから始めてください。
また、病気は自分がしがみついている観念に気づくチャンスでもあります。
病気の背後にある目的はネガティブではない可能性もあり、例えばその人の目を覚ますために病気を用いることもあります。
病気を治すには、その病気になった理由を見つけ、自分を深く掘り下げてください。
望む現実へシフトしよう
集合的無意識は存在します。人間が考えなくてもいいようなことは、自動的に集合的無意識によって強化されています。
今、存在している現実を変えることはできませんが、あなたのエネルギーが変われば、そのエネルギーに合う別の現実に、あなたがシフトします。
同時に存在し続ける並行世界に移動する感じです。
そのためには考えるだけでは弱くて、物理的に行動することで物質的現実は変わります。
流れに乗るために、自分で舵をとりながら、エネルギーと行動を一致させるのです。
すべてのことには意味があります。ポジティブな状態でいれば、どのような状況でも、よい結果へとつながるでしょう。
終わりに
以上、7記事にわたって本書の概要を紹介してきました。
ナオキマン氏が言うように、バシャールの言葉が真実なのかどうかは、誰にもわかりません。
どちらにしても、自分の心に響くかどうかに意識を向けることが大事です。
自分だけの感性と直感を生かし、「今、ここ」を思う存分に生きましょう。
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