まずは5分でいいから瞑想しよう

瞑想

一言に瞑想と言ってもいろいろあるけれど、基本は次の通りかなと思います。

「座って、姿勢を正して、呼吸に意識を向ける」

この瞑想について僕が今考えていることをまとめていきます。

呼吸を頭の中で数える

先日、朝のテレビ番組で「448呼吸法」なるものが紹介されてました。

息を4秒間吸って、4秒間止めて、8秒間かけて吐く。

健康法としての紹介でしたが、僕は瞑想中にこの「4秒、4秒、8秒」を意識したらかなりしっくりきました。

本来の瞑想においては、呼吸は自分でコントロールするのではなく、身体が自然に行う呼吸をただ観察するものだと、どこかで読んだことがあります。

なので瞑想の導入時だけ意識的に呼吸を制御し、慣れてきたら自然な観察モードに移っていくのが良いかなと考えています。

呼吸がしやすい座り方で

どんな座り方が良いのかについては、僕もいろいろ考えました。

カッコいいのは禅寺とかでやる結跏趺坐だけど、この座り方でなければダメ、というのはないと思います。

僕が大切にしているのは、呼吸しやすいかどうか。もっと言うと、呼吸しているときにお腹の動きをはっきりと認識できるかどうかです。

普通にあぐらをかくと、僕の場合はどうしても猫背気味になってしまい呼吸が苦しくなります。

座布団などをお尻に敷いて底上げしてやれば、姿勢もよくなり呼吸が楽になります。

普通に椅子に座っても瞑想できます。この場合、背もたれを使わないようにと解説している本が多いです。

個人的には、ベッドサイドで片足だけあぐらをかくというスタイルが好みです。

また、苦しいくらいに背筋をピンピンに伸ばす必要もありません。

「骨盤から背骨をひとつひとつ積み上げていく」感じでバランスをとるのがコツです。

自分の思考に気づく

「今、何を考えてた?」と聞かれて、

「何を考えていたのか考えていた」と答える、

というやりとりをしたことがある人もいるかと思います。

自分の思考を客観的にみるということで、「メタ認知」とも呼ばれているとか。

瞑想していると、いかに自分がいろいろな思考をしているかに気づきます。

「いや、おれは普段何も考えてないよ」

と思った人も、たぶんいろいろ思考していることに気づけていないだけです。

瞑想はこの「気づき」のトレーニングだと思います。

目指すべきところは、常に気づき続けている状態なのでしょうが、そういう人がいわゆる悟った人なのかもしれません。

瞑想中に音楽を聴いてもいいのか?

歌詞のある音楽は、思考が引っ張られてしまうので瞑想には向かないと思います。

聴くのならリラクゼーション系のBGMや、波音とか雨音とかの自然音が良いです。

アマゾンプライムで瞑想と検索したら、良さげな音楽がたくさん出てきます。

良い時代だなーと思います(これは瞑想には不向きだろ、と思えるものも出てきますけど)。

瞑想によって得られる効果

結局のところ、瞑想によってどんな効果が得られるのでしょうか。そもそも瞑想する意味があるのか。

「瞑想に意味を求めること自体がナンセンス」

というような話もあります。こういう禅問答のようなことも嫌いではないのですが…。

やっぱり瞑想に時間を割く以上、何かしらのリターンを得たいものです。

哲学的なことは置いといて、目先の苦しみをまずなんとかしたいと思っている人が大半だと思います。

僕が瞑想後、すぐに実感できるのは、

「頭が少しスッキリして、不安や落ち込んだ気持ちが軽減される」

ということです。

長期的には疲労回復、知能の向上、メンタルの改善などが期待できます。

いろいろと研究が進んでいるみたいです。

ちなみによく聞く「マインドフルネス」という言葉は、瞑想そのものというよりも、瞑想などによって得られる心の状態をさすものだそうです。

5分間だけでも瞑想しよう

ここまで読んでくれた読者は、瞑想に興味がある人や、以前瞑想していたけど続かなかった人だと思います。

例えば続かなかった人は、まとまった時間を確保できないなどの理由があったのでしょう。

確かに、瞑想について調べるといろいろと敷居の高い情報も見つかります。

それでもあえて僕が言いたいのは「今から5分だけやってみて」です。

僕もこの記事を書きながら、合間に5分ほどの瞑想を何度かはさみました。

とりあえずやってみるって大事です。

「なにもしない」をやってみましょう。

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