セドナメソッドと瞑想

瞑想

感情を解放するテクニックであるセドナメソッド。

「認めて、手放す」という一言でまとめられるほどにシンプルですが、コツをつかむにはしばらく実践する必要があるでしょう。

心の中だけでもできる作業なので、瞑想と組み合わせるのが効果的だと考えています。

むしろセドナメソッド自体が瞑想であると考えることもできます。

今回は、そんなセドナメソッドについて僕が思ったことや、実践する上でのコツなどについて話していきます。

感情への対処法

例えば怒りや悲しみなど感情が芽生えたとき、僕たちにできる対処法は3つあります。

1つは、抑え込む。ただし抑え込まれた感情はいずれ何らかの形で心身に悪影響をおよぼすでしょう。

2つ目に、発散する。怒りの感情を誰かにぶつけたりする方法です。

自分自身は一時的にすっきりするかもしれませんが、感情をぶつけた相手に迷惑です。

そして3つ目が、解放する。感情への対処法としては、これがベストです。すなわちセドナメソッドの実践です。

セドナメソッドの手順

自分自身に以下のように問いかけます。

①今、何を感じていますか?

②その感情を認めることができますか?

③その感情を手放せますか?(「はい」もしくは「いいえ」で答えます)

④手放しますか?(「はい」か「いいえ」)

⑤いつ?(「今」もしくは「今だけでも」)

以上の手順を繰り返すことで、感情が解放されていきます。

すぐに手放そうとしなくていい

ここで1つのコツを紹介したいと思います。

自分の感情を認めた後、すぐに手放そうとせず、しばらくそのままにしておくのです。

「手放せますか?」「いいえ」「じゃあそのままにしておく?」「はい」と答えるルーティンを加えるのも良いと思います。

感情を「貼りついたラベル」に例えて考えます。

ラベルを急いで剥がすと、跡が残ってしまうことがありますね。

なのでラベルをしばらくお湯にでも浸して様子を見る、というイメージです。

そのうちラベルが自然にめくれ上がってくるはずです。

そうならなくても別に構わない、という気持ちで大丈夫です。

感情を静かに見守ってあげましょう。

そして手放せそうなら手放しましょう。

瞑想しながらセドナメソッド

この手放すという行為、具体的な方法は人それぞれだと思います。

実際にペンか何かを握っている手を離すとか、胸に手を当ててから広げるとか、自分にしっくりくるやり方で大丈夫です。

僕は静かに座って目を閉じて、一連の手順を唱えながらイメージするというやり方が好みです。

要するに瞑想ですね。

瞑想に入り、まずは自分の呼吸に意識を向けます。

そのうち必ずなんらかの思考や感情が湧いてきます。

例えば過去にあった理不尽に対する怒りだとか。

または未来への不安、もしくは今現在の、なんかすごく疲れたなーという気持ちなど。

それらの感情に気づくことができたら、セドナメソッドの出番です。

感情が認識され、解放が進めば、自分の心が少し軽くなるような実感があると思います。

今この瞬間を大切にする

セドナメソッドの手順の最後に「いつ?」「今」というのがあります。

セドナメソッドは「今この瞬間に気づく」作業でもあると僕は考えています。

もっと言えば「人生は今この瞬間しか存在しないことに気づく」。

過去は記憶にあるだけで、未来は想像しているだけです。存在しているのは今だけなのです。

かけがえのない今を、余計な思考や感情で曇らせず、できるだけクリアにし続けていたい。

そんな気持ちでセドナメソッドなり瞑想なりを僕は続けています。

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