『最適化の世界』要約#02 すべては「経験」にすぎない

瞑想

並木良和著『最適化の世界

前回の記事からの続きです。

1時間もあれば読み通せる内容の本ですが、奥が深いので理解するために何度か読み返す必要がありました。

本書で言いたいのは「引き寄せの法則がダメだ」ということではありません。

引き寄せの法則をうまく使えた人と、使えなかった人がいるのはなぜなのか、といったことを掘り下げていきます。

大いなる流れにまかせることにした

著者の並木氏自身は、自分の欲しいものを引き寄せるのは得意だと言います。

しかしあるときから、物事に焦点を合わせて引き寄せることに「疲れ」や「違和感」を感じるように。

なので、何でも力づくで引き寄せようとするのはやめて、流れに身をまかせることにしました。

すると並木氏は、必要なことはしっかりと身のまわりに形づくられていくことを体験したのです。

そして疲労を感じるようなこともありませんでした。

今この瞬間がベストタイミング

『ザ・シークレット』に登場するマスターたちは、「引き寄せ」の達人というよりも「最適化」の達人です。

ただ「地の時代」だった当時は「引き寄せの法則」という表現したほうがわかりやすかった。

「風の時代」である今後は、誰もがマスターのように生きることができます。

その条件が1つあるとしたら「目醒めること」であり、今この瞬間があなたにとってのベストタイミングなのです。

引き寄せの法則は誤解されがち

「引き寄せの法則」も「最適化」も、宇宙の法則そのものなので、太古の昔から存在します。

最適化のゾーンにいた「マスター」と呼ばれる存在は、ブッダやイエス・キリストまで遡ることがでします。

彼らのようなマスターたちによって、大切な意識の在り方が説かれ、宇宙の法則は受け継がれてきました。

引き寄せの法則もそのひとつですが、もとの法則とはズレた、都合のいい解釈をされがちなのです。

なので、うまくいく人とそうでない人に分かれたりします。

どうしてうまくいかないのかを検証していくことで、今の自分が悶々としている理由もわかるはずです。

それはあなたの本当の望みなのか

願うことで引き寄せることができる、といったことを本当に理解できた人はあまりいませんでした。

引き寄せの法則をうまく使えなかった理由の1つとして、その願いや夢が「本来の自分と一致していなかった」ことがあげられます。

あなたの考えていた「成功」とは、一般的にそう思われていることにすぎない可能性があるのです。

成功と一口に言っても、何をもって成功とするのかは人それぞれです。

うまくいったように見えても、もともとの「望み」がそれではなかった場合、本当の意味で自分のものにすることはできません。

すべては経験にすぎない

最適化というのは、成功か失敗かといったことから、はずれたところにあります。

そこにあるのは「経験」で、僕たちはただその経験をするために地球に生まれてきました。

「病気になる」「大切なものを失う」などといったことを失敗だと感じるかもしれません。

しかし僕たちの人生には失敗というものはなく、ただ「それを経験した」だけのことです。

「お金をたくさん稼ぐ」「結婚する」「家族団らんする」なども、すべて経験の1つにすぎません。

それらを成功と呼んで、人生の目的として捉えることで無理が生じてくるのです。

社会の刷り込みのようなものに影響されると、今の自分を「価値がない・力がない」と思い込んでしまいます。

でも、これまでの「こうあるべき」といった価値観・概念のあった時代は終わろうとしているのです。

地の時代から風の時代へ

木星と土星の位置が重なる現象を「グレート・コンジャクション」と呼びます。

2020年の12月、水瓶座の位置でグレート・コンジャクションが起こりました。

これまでの250年間を「地の時代」とするなら、これからの250年間は「風の時代」になるわけです。

水瓶座など「風の星座」の象徴的なメッセージは「型にはまらない」ということ。

そのような意識になることで、その人にとっての最適化が発動します。

いったん最適化が発動した人は、身のまわりのことがすべてうまくいくようになります。

人それぞれの本当の幸せが、どんどん形になっていくのです。

スピリチュアルの話を知らなくても

並木氏の語るようなスピリチュアルなことを知識として持っているかどうかは、あまり関係ありません。

感性のよい人たちは、そのような時代の変化を無意識に理解しています。

車とか家とかを「所有する」よりもすれは「シェアすればいい」と考える人が増えたのもそのためです。

定額でコンテンツを利用できるサブスクも、今の時代を象徴してるといえます。

記事03に続く

並木良和著『最適化の世界

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