『ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ』
前回の記事からの続きで、今回で最後となります。
潜在意識の記憶をクリーニングすることで、起こるべきことが起こるようになります。
4つの言葉「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています」はクリーニングの方法のひとつと考えることもできます。
代わりとなる方法もたくさんあるので紹介していきます。
ホ・オポノポノの本質的な部分はこれまでの記事で要約したので、今回以降の記事は付録として役立ててください。
クリーニングの方法いろいろ
ヒューレン氏の提唱するクリーニング法はいろいろあります。
青い瓶に入れて作るブルーソーラー・ウォーターを作って飲むと「愛しています」と同じ効果があります。
「アイスブルー」と言って植物に触れると、痛みに関するクリーニングが行われます。
イチョウの葉には肝臓、カエデの葉には心臓や呼吸器系の記憶と関係があります。
ピンクの百合やカサブランカの花には、死にまつわる痛みや苦しみ、恐れをクリーニングする効果があります。
バニラアイスは考え事をしているときのクリーニングに役立ち、マシュマロにも同じ効果があるとのこと。
(ヒューレン氏は甘党なんですね)
ハー(ha)の呼吸法
ハワイの最初の文字である「ハー」は「聖なる霊感」意味します。
「ハワイ」や「アロハ」という言葉自体に清めの効果があります。
そんなハワイの聖なる呼吸法を紹介します。
- 背筋を伸ばして椅子に座る
- 膝の上に手をのせ、両手の親指と人差し指をくっつける
- 7秒数えながら息を吸う
- 7秒間、息を止める
- 7秒間かけて息を吐く
- 7秒間、息を止める
- 3〜6を1ラウンドとし、7ラウンド繰り返す
(実際にやってみると僕の場合は息が苦しいので、「7秒間」にこだわらず「7つ数える」感じでやってます)
イメージ法いろいろ
ブルーソーラーウォーターなどは実際に作って飲まなくても、心の中で飲んでいるイメージをするだけでも効果があります。
また、勤務先や買い物など外出しているときに「家に帰ってホッとしているイメージ」をすることで、ネガティブな気持ちをクリーニングできます。
「X」という文字などの、何かが交差するものをイメージすることには、心を落ち着かせる効果があります。
他の方法で行ったクリーニングの働きを高めてくれる効果もあります。
指で十字をきるなどを考えると、古今東西で人類に共通する何かが「交差」にこめられているのかもしれません。
鼎談まとめ
本書の4章は人見ルミ氏と高岡良子氏とヒューレン氏による鼎談(ていだん)になっています。
重要だと思ったポイントをまとめておきます。
- その言葉はその人が言っているのではなく、あなたの記憶がその人に言わせている
- 誰かと会うときは、何が自分の中にクリーニングしなければならない記憶があるから、そういう出会いがある
- 世界中の人たちがクリーニングすれば、国家間の問題も、人間関係のストレスも病気もすべて解決する
- 「神を殺す」とは「自分たちが思い描いている神に対する思い込みや決めつけを手放す」ということ
- 自分のやるべきことをしないことによって、その繰り返しが起こることをカルマや業と呼ぶ
- 親がクリーニングしていれば、子どもは一番ふさわしい道を自分で探して進む
- ホ・オポノポノではエゴというものの存在を考えない(記憶の再生のみ)
- 植物には、マッサージやカイロプラクティック以上の癒しの効果がある
- いい指導者に出会えることもあればそうでないこともあるが、その人にふさわしい気づきの場は必ず与えられる
- 自分の中の自分に「ごめんなさい、許してください」と言うのであり、外に向かって言うのではない
- いま感覚としてとらえていることは、すべて過去に体験していること
- 自分自身で常にクリーニングをしていれば、痛ましい場面などには出合わなくなる
- 一人の問題はその人だけのものではなく、みんなの問題だ
- ゴルディオスの結び目のように、全部を消さなくても、線を断ち切ればいい
- 表面的には何も変わっていないようでも、潜在意識の中の変化はとても大きい
- ただ、機械的に言葉を心の中でつぶやけばいい
終わりに
以上、6記事にわたって本書を要約していきました。
インタビュアーの櫻庭氏があとがきに書いているように、ホ・オポノポノの世界観は、さまざまな世界観を矛盾なくすべて包括しています。
一見関係なさそうなことを調べていても「これはホ・オポノポノの世界観に通じているな」と思えることがかなりあります。
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」
これらの言葉をつぶやいていると、何かしら現実に変化があるので、だまされたと思って試してみてください。
『ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ』イハレアカラ・ヒューレン インタビュー 櫻庭雅文
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