スピリチュアルカウンセラー並木良和氏の書籍の概要を紹介します。
前回の記事では具体的なワークの概要をまとめました。
今回の記事で本書の終わりまでを要約します。
「現実」は自分のバイブレーションの反映
地球のバイブレーションを手放さない限り、目を醒ますことはできません。
不安や怖れなどのバイブレーションは地球特有のもので、本来の自分のものではないと気づいて手放すことで、宇宙意識を思い出すことができます。
本当の自分につながっていないから、不安や怒り、罪悪感などの感情を抱くことになるのです。
あなたの見ている現実は、あなたの持つバイブレーションというフィルムによって映し出された映像にすぎません。
例えば何かに怒りを感じたときでも、出来事そのものには意味がなく、「怒り」というバイブレーションでその出来事を映し出したということになります。
自分の持つバイブレーションに気づきさえすれば、あとは簡単に手放すことができ、フィルムが入れ替わって違う現実が展開していきます。
不安や心配を手放し、宇宙意識を体験する
自分の不安や怖れを誰かに話すことで、つらい思いは軽くなると考えがちですが、実際はバイブレーションを共振し増幅させます。
一時的にスカッとしても、話すことで出来事の現実味が増し、確固たるものとして根付いてしまいます。
なので目醒めたいのであれば、ネガティブな世間話を交わすのをやめましょう。
エクササイズを続けることで、今まで現実だと思っていたことがただの「幻想」に見えてきます。
統合していく過程で、自分の中に何世紀も潜んでいた不安や怖れなどのバイブレーションが、どんどん浮上してくることがあります。
これは玉ねぎの薄皮をむいていくように、出てくるたびに手放していけば、いつか必ず外れます。
こうして統合を続けて制限の次元を抜け、ふと気づくとまったく違う世界になったと感じます。
ワクワクすることで人生を満たす
僕たちは本来の可能性100%のうちのわずか数%しか使っていませんが、残りを使い始めれば人生の質は格段に向上していきます。
つらい体験をしている人に対しては寄り添ったり同情するべきと思うかもしれませんが、そうしてばかりでは誰も目醒められなくなります。
寄り添わないことで出てくる罪悪感や申し訳ないというバイブレーションを手放してください。
すると、あなたと関わるためにその人は引き上がってくるしかなくなり、エネルギーを取り戻すことになります。
人生をワクワクすることで満たすと、あらゆる面でポジティブな循環が起こります。
古くて重いバイブレーションを外すと、喜び・調和・豊かさ・幸福感・無条件の愛というバイブレーションそのものになります。
地上で感じていたエクスタシーも、宇宙意識で得られるそれと比べたら比較になりません。
それが本来の僕たちの自然な在り方です。
過去・現在・未来をつなげない
現在に、過去と未来をくっつけるという思考はマイナスに働きます。
あなたが波動を上げていけば、過去も未来も「つながっていない」ことがわかります。
アニメーションが一コマずつ描かれているのと同じで、現実もその瞬間瞬間が独立して存在しています。
毎瞬がまっさらであることを知り、何を体験したいのか、どんな自分になりたいのかをその都度選択してください。
自分のパワーを過去や未来に分散させることなく、今に集中できる状態をつくっておくことです。
普通の連想ゲームと真逆のことをしてみるトレーニングも効果的です。
例えば「海」と聞いたら普通なら「魚」や「波」、または「太陽」と答えるかもしれませんが、できるだけ全然関係なさそうな言葉を出すのです。
これには正解はありませんが、トレーニングを積むことで意識が柔軟になり、選択の幅が広がります。
無限に広がる意識、地球への奉仕
並木氏は過去に統合のプロセスを続けていたとき、意識が無限に拡大していくという体験をしたと言います。
僕たちは宇宙そのものだと理解できる体験でした。
ハイヤーセルフ(宇宙意識)につながることで、天使やガイド、マスターたちともつながりを持つようになります。
並木氏は天照大神から依頼を受けて伊勢神宮に光の柱を立てたり、マチュピチュの遺跡ではスピリットに案内されたりと、いろんな存在から引っ張りだこらしいです。
龍神からの依頼で江島神社の龍宮(わだつみや)に赴いたときはひどい暴風雨で、龍神に雨をやませてもらうよう頼んだものの、きっぱりと「やまぬ」と言われました。
龍宮での儀式が終わった後「儀式の成功がわかる目に見えるサインをください」と頼んだら、暴風雨がピタっと止まったそうです。
日本列島自体が龍の形にも見えることもあり、日本は龍神とのつながりがとても強い国らしいです。
ほか並木氏は仏陀に呼ばれてタイに赴いたりと、さまざまな土地にて浄化のプロセスをしていきました。
目を醒まそうと思ったきっかけ
並木氏自身は今までの生き方がいやになったことがきっかけで、本気で目を醒ますことを決めたそうです。
そして来る日も来る日も一日中「統合」をして、出てくるバイブレーションを一つ一つ外していきました。
あるとき「目醒めるためにすべてを捨てる覚悟がありますか?」というメッセージが来たそうです。
(まさに映画マトリックスみたいですね)
そう言われた瞬間は恐怖を感じましたが、スッと覚悟が決まり、すべてを手放すと宣言した途端、バイブレーションがごっそりと外れました。
「中途半端をしない」ということは、目醒める上で大切なポイントになるといえます。
ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ
いま地球には霊的な感性の強い子どもがたくさん生まれているので、もし自分の子どもが過去世のことなどスピリチュアルなことを話しても、頭から否定はしないでください。
理解はできなくとも受け入れてあげることで、子どもたちの才能の芽を摘まずにすみます。
また多くの人は人生は一度きりだと思っていますが、実際は何度もリセットして輪廻転生をしています。
魂は永遠であり、いつでもどこからでもやり直しができるので、深刻になる必要はないということです。
ありとあらゆることは100%自分の責任です。
これは、なんでも自分が悪いと罪の意識を持つことではなく、自分次第で人生を変えていける「自由」を手にするということです。
目を醒ますと決めたら、日常のあらゆる瞬間を使って統合してください。
そうすることで目醒めのプロセスは加速され、どんどん幻想から抜けていくことになるでしょう。
自分が上がっていくことで誰かを置き去りにしてしまうという罪悪感が起こるかもしれませんが、それも手放してください。
あなた自身が宇宙意識につながることで「電波」を発信し、それをキャッチした人は同じ流れに乗ることを選択します。
この本、およびこの要約記事があなたの目醒まし時計となりますように。
『ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ』並木良和 著
コメント