この記事は、以前に書いた『エレベーター呼吸のコツをつかんできた』の続編になりますが、こっちを先に読んでも大丈夫です。
エレベーターの呼吸については自分も毎日練習している身で、まだ自動思考が消えてはいないものの、それに気づける機会は確実に増えているので、正しい道のりにいることを実感しています。
今回は自分が試行錯誤している段階で、体内のエレベーターをイメージするにあたってしっくりくるやり方が見えてきたのもあり、それらを共有していきたいと思います。
考えるのではなく感じるための工夫
ネドじゅんさんが言うには、上半身の中身が空洞になっているようにイメージし、そこをエレベーターが呼吸に合わせて上下する、という風に説明します。
そして大事なポイントとして、頭の中だけで考えるのではなく、体の感覚としてほんとうにエレベーターが動いているのを「感じる」こと。
普段の左脳優位な状態だと、これがまたけっこう難しい。
僕の場合、胴体がスカスカなところまではイメージできても、そこにエレベーターが動く過程をなかなか感じられず、気が付いたら上にあったり、下にあったりという具合でした。
空気ではなくて水がある
そうこうしているうちに閃いたのが「空気ではなく水」という言葉。なんのことかというと、胴体が空洞になっているところに、何もないのではなくきれいな水が貯まっていると想像すればいい。
水というよりも、若干とろとろしたあんかけのような液体かも…ともかくスカスカなのではなく満たされているんだと思うことにしました。
(あと、寒い日が続いてるのでお風呂くらい温かいほうがいいですね)
その中に、水(液体)と比重が同じくらいの平べったいドーナツ型の床が、潜水艦のようにあるのだとイメージします。
なぜドーナツかというと、胴体の内側に全体が触れるくらいの広さがあるわけで、真ん中に穴が空いていたほうが上下運動しやすいと思ったからです。ザルみたいに小さな穴がたくさんあってもいいです。
液体中をゆっくり上下するドーナツ
そして、水中にあるドーナツ(エレベーター床)が、息を吸うことでほんの少し重くなり、壁をさわりながらゆっくり降下し、水底に着地します。
息を吐くうちにドーナツはだんだん軽くなり、少しずつ上昇し、のどのあたりの水面まで浮上します。
水の重さを1とすると、ドーナツの重さは息を吸っているときに1.1になりゆっくり沈み、息を吐いているときに0.9になりゆっくり浮かぶ、といった感じです。
(水圧が変化していると考えるのもいいかも。どっちでもいいけど)
もちろん、吸う息と吐く息が逆になってもかまいません。
終わりに
軽くまとめると「体内が水で満たされていて、エレベーターの床が水中をゆっくり上下するように想像したほうが、その動きを感じやすい」。
前回の記事で書いた「エレベーターが上まで来たときに唾をゴックンして、下まで行ったときにおしりをキュッと締める」方法は、引き続き併用できます。
僕はこれらの方法を組み合わせることで、体内をエレベーターの床がゆっくりと上下するさまを、過程を含めてリアルにイメージしやすくなりました。
もちろん、僕の思いついた方法が正しいからこうしなさいと言っているわけではありません。ただ、エレベーター呼吸法を練習している方々の一部に役立つかもしれないと思って文章にまとめておきました。
今回は以上となります。僕も進展があったらまた報告します。
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