『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』
前回の記事からの続きです。
今回から本書の後半にあたる第二部「宇宙はとことんドラマチックがお好き」を要約していきます。
ブレスレット屋さん専業として活動を始めたコイケ氏は、地元のテレビ局からお店を取材してもらうというチャンスに恵まれます。
ただし洋服特集の番組のための取材だったため、アパレル関係から身を引いたコイケ氏は断ろうとします。
すると宇宙さんからにらまれたため、何かしらの意味があると感じ、引き受けることにしたのです。
白猫を抱いたマダム
洋服の件は、問屋さんにお願いしたところ、一時的に借りてお店に置いておけることになりました。
そして番組制作会社との打ち合わせの日となり、社長さんとディレクターの女性が来店します。
同時に、白い猫を抱いたマダム風のお客さんが入ってきて言いました。
「あなた占い師なんだって? 私の知り合いがあなたから数珠を買って、いいことが次々起こって、病気も治ったって言ってたのよ」
「占い師じゃなくてオーリングテストです。数珠じゃなくて、パワーストーンブレスレットです…」
「どっちでもいいけど私にもつくるのよ。今から銀行に行ってお金をおろしてくるから」
と、マダムはマシンガンのようにしゃべってから店を出ていってしまいました。
洋服よりもブレスレットが話題に
その話を聞いていた取材のふたりは興味津々です。
ふたりにブレスレットについて説明すると、打ち合わせは後日となり、その日は社長さんにブレスレットをつくることになりました。
日を改めて撮影してもらい、オンエアされた4分間のうち3分間はブレスレットの話でした。
放映後はお店に電話が殺到し、ブレスレットの予約は翌月までいっぱいになります。
その後もつくった人の口コミでブレスレットの人気は広がっていくのでした。
テレビの取材は宇宙の采配だったということで、コイケ氏は宇宙さんにお礼します。
そこで、白い猫を抱いたマダムが、あれ以来お店に来ていないことにも気づくのでした。
スピリチュアルを科学的にするために
コイケ氏がときどき気になっていたのは、特に男性に多い、スピリチュアルに過剰反応する人たち。
東洋医学は怪しんで、西洋医学など科学的なものに安心するという感じです。
「宇宙の真理ほど科学的なものなどないと思うのだが」という宇宙さんでしたが、
「それなら、お前のブレスレットも科学的で学問的にすればいい」と、コイケ氏に心理学などを学ぶことをすすめます。
コイケ氏が心理学やコーチングなどについて調べてみると、根底にあるものが宇宙さんから教わったことに近いと知りました。
それならば資格をとるために講座を受講しようとなったのですが、信頼のおける資格をとるためには50万円くらいかかるようでした。
お金は先払いシステム
もう少しお客さんが増えてから……と、受講をあきらめかけているコイケ氏に宇宙さんは一喝します。
「お金は先払いシステムなんだよ」
つまりお金がほしいのなら、先にお金を払わなければならない。
金を払わないから金が入ってこないんだ、と宇宙さんは言うのです。
お金は人の感謝や愛が形になったエネルギー体のようなものであり、停滞することを好みません。
愛の心でお金を送り出し、愛の心でお金を受け入れることで、お金は本来のパワーを発揮するらしい。
お金の目的は愛と感謝の循環
これまでは、借金返済のためにお金を得ることを考えていたコイケ氏でしたが、愛と感謝の循環を目的としたほうがよいと知ります。
そして「自分の周りに奇跡が増えて、幸せな人が増える」という新たなオーダーを宇宙にしました。
すでに受け取ったヒントにしたがい、コイケ氏は心理学の講座を申し込むのでした。
【記事08に続く】
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