この記事は、まだ観ていない人でも安心して読めるように、ネタバレを序盤くらいまでにおさえてあります。
初代ジュラシックパークで主演だったアダム・グラント博士とかも、いい感じのおじいさんになって登場していたりと、シリーズを全部観ている自分としては嬉しい今作。
ただしそこまでストーリーは難解ではないので、これまでの経緯を全然知らなかったとしても楽しめる内容だと思います。
これからAmazonプライムやらで観ようとしているのであれば、より楽しむため3分くらいお付き合いいただければ。
恐竜と共存する世界観
まずいちばんのキーパーソンは、前作『炎の王国』初登場で今作では14才の思春期少女、メイジー。
彼女の遺伝子が特殊で、研究所に拉致されないよう、オーウェンとクレアとの3人で山奥で暮らしています。
世界観としては、前作で様々な恐竜が世界中に散らばって数年経ち、既存の生態系と共存できている状態です。
それはそれとして、巨大なイナゴが大量発生し、作物を食い荒らすので世界中が食糧難になる危険が出てきました。
そのイナゴは人為的な遺伝子操作によって作られたもののため、今後の繁殖を防ぐ手立てとしてメイジーの存在が重要らしいです。
特殊な遺伝子の持ち主
オーウェンたちの住んでいる地域に生息している一体のラプトル、通称ブルーは、かつてオーウェンが調教していたラプトルの生き残りで、今は野生化しています。
そのブルーは現在、子ラプトルを連れています。父親ラプトルもどこかにいるのかな、となりますが、ブルーも特別な遺伝子を持っていて、自身のクローンを産み出した様子。
よって、メイジーもこのラプトルも貴重な研究材料として、バイオシン社という組織から狙われているわけです。
ちなみに自分、恐竜というものは寒さに弱いイメージを持っていましたが、実際には高い体温調節機能があったらしく、この映画では寒い地域でも平然と暮らしています。
初代からのキャストも活躍
メイジー、クレア、オーウェンたちの視点とは別に、同時並行で展開していくのがグラント博士、サトラー博士の話。
大量発生したイナゴの秘密はバイオシン社にあると見て、イアン・マルコム博士の講義を聞きに行くのを口実に、同社の研究施設に入り込みます。
彼ら彼女らは初代ジュラシックパークからお馴染みで、キャストがそのままで老成した感じになってるのも見ていて楽しいです。
ちなみに、研究員のヘンリー・ウー博士も古株で、昔からいい人なのに上司に恵まれない感じですが、役回りとしては彼も重要。
終わりに
映画としては、そこまで深く考えなくても、自然は美しいし、街並みも綺麗だし、ところどころのシーンにこだわりが感じられます。
アクションシーンも随所に散りばめられていて、動と静のバランスがきっちり取られていて最後まで飽きず、かつ疲れすぎずに観ることができました。
敵側だと思っていた人が実は味方だったり、という流れも良かった。
(自分の場合自宅で観たのでところどころ休憩のため一時停止していたのですが、ひと段落するのがほぼ30分おきだった、というバランス)
個人的には、これまでのシリーズの中でも今作はかなり好きな部類に入ります。
というかそもそも僕は恐竜が好きなので。
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