『量子力学的習慣術』書籍紹介と感想

瞑想

時間と空間を操る「量子力学的」習慣術

習慣術というよりは「こんな考え方で生活しよう」といった内容です。

著者、村松大輔先生の前著である自分発振の本が面白かったので続けてこの本も読みました。

厳密にはオーディブルの朗読版を聴きました(1.5倍速→2倍速→2.5倍速で3回通して聴いたのでだいぶ頭に入った)。

自分から発する感情が現実世界を変えたり、時間の流れ方を変えたりするのだということを、量子力学の知識を駆使して説明してくれるのでとても納得できます。

個人的に心に残っている部分を紹介していきます。

感情は粒であり振動でもある

量子力学について深く知ろうとすると終わりが見えなくなりますが、とりあえず僕たちの感情はフォトン(光子)と呼ばれるものすごく小さな粒でできているとイメージしてください。

そしてそれは粒ともいえるし、波や振動そのものともいえるわけです。

振動数は感情の種類によって違い、不安や怒りを感じているときは低い振動数、愛や感謝を感じているときは高い振動数です。

なので、言葉として出す出さないに関わらず、自分が感じていることは振動として外部に出ているということ。

周波数ごとに存在するパラレルワールド

テレビではチャンネルごとに同時に別々の映像が流れていますよね。

これは、NHKはこの周波数帯域、フジテレビはこの帯域…というように住み分けがされていて、僕らがそれらの中からひとつのチャンネルを選ぶという仕組みです。

実際のところ、現実世界もひとつではなく、テレビみたいに無数のチャンネルに分かれているというのがパラレルワールド理論です。

自分自身の振動数に同調した世界を自分で選んでいるということです。

時間の密度も振動数で変わる

そして、自分の振動数というのは、同じ時間の密度をも変えてしまいます。

かつてのレオナルド・ダ・ヴィンチなんかは、天才何十人分くらいの偉業を残しています。

彼は普通の人の1時間を、5時間くらいの密度で過ごしたのではないかと考えられます。

というのも振動数の高さが体感時間に連動しているからです。

努力や根性でがんばるといった気持ちのときは振動数が低く、かけた時間の割には大した成果を残せないかもしれません。

それよりもワクワク、感謝、愛といった感情でいれば集中力が上がり、短時間ですごいことができたりするのです。

祈ることで時間を有効に使える

なので、何かをする前にはある程度の時間をかけて感情をよい方向に持っていき自分の振動数を上げたほうが、結果的に時間の節約になります。

ネガティブな感情では2時間かかるものが、作業前に10分間、お祈りなり瞑想なりしてポジティブな感情になってからやれば1時間で終わる。

この場合だと50分も短縮されるよね、という理屈になります。

この本では「今日も一日、最高の自分を発揮します」といった祈りの言葉が紹介されています。

「がんばります」系の気合いでなんとかする言葉ではなく、感情(=振動数)を高めるような言葉でお祈りしましょう。

終わりに

以上のように、この本の内容を知識として理解しておくだけでも、自然と行動や考え方にいい影響が出てくるのではないかと思います。

量子力学の視点で見ると、自分自身とそれ以外の境界ははっきりしていなくて、すべてがモワモワの雲状態。

だからこそ、自分の思考や感情がダイレクトに現実世界に影響している実感が持ててきます。

不思議だ、オカルトだと思っていたことも、この本を読むことで色々つじつまが合って腑に落ちるかもしれません。

時間と空間を操る「量子力学的」習慣術

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