オーディブル版を聴いて面白かったので紹介していきます。
本書の著者は、東大で量子力学を勉強してきたという村松大輔先生。
芸人のスリムクラブ真栄田さんが、YouTubeで先生について話していたことで知りました。
読んでみるとやっぱ科学とスピリチュアルの両方に精通している人が書いた本だけに、すごく納得できました。
フォトンの常識外れな性質
著者の村松先生が専門にしている量子力学、とりあえずワケがわからないことで有名な学問です。
僕も全然わかってなかったのですが、本書を読むことでほんの基礎の基礎くらいは理解できたような気がします。
物質として見えるものは原子というごく小さい粒でできていて、その実体はスカスカでさらに小さい素粒子があって…みたいな感じです。
素粒子のひとつであるフォトン(光子)は、粒と波の両方の性質を持ち、何もないところから出現したり、同じものが同時に複数の場所に存在したり…。
サンドウィッチマン風にちょっと何言ってるかわかんないですね。
量子力学的に…
とにかく、常識外れとも言える性質を持ったフォトンが現実世界に存在しているからこそ、現実世界でも奇跡と思えることが普通に起こるわけです。
「量子力学的に」という言葉から入れば何でもありになりそうなこの無敵な感じが、僕はけっこー好きです。
とはいえ、村松先生の語ることは、科学的根拠などは置いといたとしても体感的に「確かにそうだ」と思える内容です。
この世界と同時に無数のパラレルワールドが同時に存在するといった話も、フォトンなど素粒子の性質から説明できるらしいです。
感情によって振動数が変わる
そして、僕たちが「嬉しい」「悲しい」といった感情を出しているときは、同時にフォトンを発生させているということ。
そのフォトンには振動数があり、愛や感謝などのポジティブな感情のときは振動数の高いフォトン、不安や怒りなどネガティブな感情のときは振動数の低いフォトンを出しています。
その振動数に共鳴する現実を僕たちは経験しているわけです。
村松先生の言う自分発振とは、「自分の振動数を上げていこう」ということです。
ほめ日記、おかげで日記
自分の振動数を上げるための具体的な方法を、ここで2つ紹介しておきます。
それは「ほめ日記」と「おかげで日記」。
ほめ日記はその名の通り、自分をほめる内容の日記を書くことです。ノートとペンがあればできるし、スマホのメモ機能でも大丈夫です。
「こうして文章を書いてる俺、すごい」など、何でもいいので1日の終わりに3~5個、自分をほめましょう。
ほめ日記を続けて自己肯定感が高まってきたら、次は「おかげで日記」を書いてみます。
普通だったら「〇〇のせいで」と思ってしまう出来事や過去の経験に対し、あえて「〇〇のおかげで」と表現を変えて文章を作るのです。
自己啓発本やスピリチュアル本をよく読む人なら、なんか聞いたことのある方法かもしれませんが、感情の振動数といった切り口で説明されて僕はかなり新鮮味を感じました。
実際にやってみたところ、すぐに効果を実感できました。
終わりに
ほかにも7秒吸って10秒吐く呼吸法など、すぐにできそうな方法が本書ではいくつも紹介されています。
読んでみると「あ、そーいうことだったのか」と妙に腑に落ちる部分がいろいろありました。
例えば僕はセドナメソッドを習慣にしていますが、感情を解放するという行為が村松先生の話とつながってきたり等々。
以上、ここまで読んでみて興味を持たれた方はぜひ本書を手に取ってみてください。
村松大輔著『自分発振で願いを叶える方法』
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