『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』
書籍名が長いので、勝手に『ドS宇宙本』と略して紹介します。
著者の小池浩氏(以下コイケ氏)の体験談がベースとなっていて、すごくわかりやすい上に願望実現の本質的な内容がつまっている書籍です。
僕はこの本のオーディブル版を何度も聴いてますが、朗読する人が上手なのもあり、飽きることがありません。
これこら数回にわたり、ドSの宇宙さんのメッセージをまとめていきます。
「宇宙さん」との出会い
本作の主人公でもあるコイケ氏は当時、人生のどん底を味わっていました。
念願のアパレルショップを開いたものの、商品は売れず、借金が2000万円を超えていたのです。
「自己破産するか、死ぬか」まで追いつめられたコイケ氏は、その日もシャワーを浴びながら泣いていました。
そこに「やめないで、やめないで」という心の声のようなものが聞こえます。
コイケ氏は「もう、頼れるものは何もない。助けて、神様、仏様、ご先祖様、宇宙様!」とつぶやきました。
そのとき現れたのが通称「宇宙さん」なのでした。
(宇宙さんの本名は「おおいなる いずみ」らしいですが、読者がわかりやすいように「宇宙さん」と呼ばれているらしい)
人生の大逆転劇が始まる
「よお、久しぶりじゃん」と気軽に話しかけてくる宇宙さんですが、コイケ氏は彼のことなど知りません。
宇宙との交信係を自称する彼は、かまわずコイケ氏にオーダーの準備ができたかをきいてきます。
「人生を大逆転するために、オレのこと思い出したんじゃないのか?」
オーダーするのか、しないのかをさっさと決めろとせまられ、コイケ氏は「します」と返事。
本当にかなえてくれるんですかという質問に、宇宙さんは「ちゃんとオキテを守れば、な」と答えました。
(その日からドSの宇宙さんによるスパルタ授業が始まり、教わった方法を実践していったコイケ氏は、9年で2000万円の借金を完済したのでした)
オーダーはすでに全部かなっている
ついに幻覚まで見るようなってしまった、と思ったコイケ氏は、バスルームから部屋に戻り、気を落ち着けるために発泡酒を飲んでいました。
しかし、やはり宇宙さんはそばにいて、コイケ氏に話しかけてきます。
オーダーのやり方を教える前に、大切な事実がある、と宇宙さん。
「おまえのオーダーは、すでに全部かなっている」
つまり、今のコイケ氏は、自分自身が望んだ姿だということです。
確かに、コイケ氏は自分がこれまでいつも「売れないな」「こんな借金返せない」とつぶやいていたことに気づきました。
それらのつぶやきが全部、宇宙へのオーダーになっていたのです。
宇宙さんの授業が始まる
オレはおまえの決めたオーダーを、ちゃんと宇宙に伝達し、かなえてやった、と宇宙さんは言います。
しかしコイケ氏は「なんとかしてください」といつも願っていたのに、それはかなわなかったと反論します。
「あのな、おまえはラーメン屋に行って『なんかください』っていうのか?」
「いや……じゃあ『借金完済したい』ってオーダーすれば、かなえてもらえるんですか」
「『したい』だと? おまえ、本当に忘れちまってんだな」
面倒だが最初から教える必要があるな、と宇宙さんは言い、黒板を持って現れるのでした。
「宇宙のしくみは、地球とは違う。宇宙へのオーダーのしかたを叩き込んでやるから、覚悟しろ」
口ぐせが現実になるしくみ
願望をかなえるには以下の「3つのオキテ」があります。
- 結果を決めて宇宙にオーダーすること
- ヒントは最初の0.5秒でつかんで必ず実行すること
- 口ぐせ、うまくいく口ぐせに変えること
宇宙は、その人が信じきっていることや言葉を、エネルギーの波動として受け取ります。
言葉のなかでも口ぐせというのは、自分が心底信じている「人生の大前提」だと思ってください。
人は、日々の口ぐせを、潜在意識を通じて宇宙に届けているのです。
「口にした願いがかなう」というのは、自分が発した言葉の持つエネルギーを、宇宙空間が増幅して返すからです。
宇宙は解釈をはさまない
人間が陥りがちな、よくない3つの口ぐせパターンがあります。
- 自分にはできない、などの「自虐口ぐせ」
- なんとかしてください、などの「懇願口ぐせ」
- 〇〇したい、などの「夢心地口ぐせ」
コイケ氏は「売れない・返せない」といったことを日々口にしていたせいで、そのような現実が目の前にやってきました。
また「なんとかしてくだい」と懇願すると、「なんとかしてくれ」という状況が押し寄せてしまいます。
そして「借金を返したい!」などの「〇〇したい」オーダーは「今、それができていない」というエネルギーを増幅させるのです。
宇宙には善悪も、解釈もなにもありません。
受け取ったオーダーに対し「本当のところ、こう思ってるんだよね」と、解釈をはさんでくれることはないのです。
人間にできることは「より明確に、結果を決めて、オーダーする」。
あとはオーダーしたものが出てくるのを信じて待つだけです。
そのための正しい方法が「完了口ぐせ」なのです。
【記事02に続く】
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