僕の場合「ありがとう」を淡々と唱えることと、指回し体操がセットになってしまっているところがあるけれど、それぞれ独立したワークとして充分に成り立っていると思います。
「指回し体操」…何十年も前から言われていることですが、科学的な検証がどうのこうのみたいなの調べて、結局やらないのはもったいない。
まずは自分で一定期間やってみて、その効果を体感するのが大事なのでは。何事も、1回や2回ではよくわからないままで終わってしまいます。
人間の指はかなり自在に動く
そもそも、人間がなぜいろんなものを作り出せるのかについて考えてみます。
高い知能があるから…想像力があるから…または仲間と協力して動けるから…など、いろんな理由が思いつきます。
どれも正解だとは思うけど、両手を自由に使えること、かつそれぞれ5本の指を自在に動かせることがすごく大きいんじゃないでしょうか。
なので、指を回すという行為は、人間としての機能を高めることに直結するわけです(ちょっと言いすぎか)。
具体的なやり方:例
最近自分の中で確立してきたやり方としては、まず親指を20回転、終わったら同じ指を逆回しで20回転。
これを人差し指、中指、薬指、小指とやっていきます。慣れてない人は、中指以降がろくに動かせないのではないでしょうか。
最初はゆっくりでいいし、指同士がくっつきまくってもいいです。むしろ、うまく回せなくて、もがいているときのほうが、脳の血流が上がってる気がします。
小指の逆回転まで完了したところで1セット。僕は最近朝に5セットやって、あとは休憩中などにちょこちょこやって、1日10セットくらいやってます。暇なのか。
指を動かすのは脳に良い?
卵か先かニワトリが先かみたいな話になりますが、例えばピアノが上手な人は、頭が良かったり芸術的なセンスもあったりすることが多いですよね。
ピアノやギターなどの楽器を弾くためには、けっこう両手の指を自在に動かす必要があります。
なので、楽器を一生懸命に練習しているうちに、指をめっちゃ細かく動かすから、それが脳に良い影響を与えている可能性は大きいです。
(そもそもの頭やセンスがよかったりするから、楽器を上手に弾けるのかもしれませんが)
楽器の練習の場合は道具を用意したり、音を出したりしていろいろ気を使う必要がありますが、指回し体操であればいつでもどこでも気楽にできます。
繰り返すことで心を落ち着かせる
あと、繰り返しの動作というのは、ざわついた心を安定させる効果があると僕は思っています。
意識的な呼吸もそうだし、ウォーキングやジョギングなど、一定のリズムで体を動かすこと、ガムを噛むなど。そういう繰り返しで脳内でセロトニンが出るという話を聞いたことがあります。
自律神経でいえば、きっと副交感神経のほうに働きかけるような感じかと。僕は専門家でもないので適当に言ってますが。
また、思考が連鎖してぐるぐるするのを断ち切り、脳のエネルギーの消耗を和らげる働きがあるのかもしれません。指をぐるぐるさせることで。
エレベーターの呼吸と組み合わせる
指回し体操をしながらエレベーターの呼吸をするのもかなり効果的だと思います。
各指の普通回転と逆回転を、交互に自然にできるようになっているならば、その動きと同時にエレベーター呼吸もやってみましょう。
どっち回しのときに息を吐くのか、エレベーターを下げるのか上げるのかなどは、自分にとってしっくりくるやり方で大丈夫です。
イメージするとしたら、例えば指を回しながら見えないコードを巻きとっていて、それに繋がるエレベーターが上がっていく…なども良いかもしれません。
終わりに
以上、指回しを毎日やっていたら、なんとなく心身ともに調子がよくなってきたため、自分なりに考えをまとめておこうと思ってここまで書きました。
自分の場合、やること自体が心地よかったのと、日に日に上達している実感があったから続けているところもあります。
スキマ時間にできるし、人が周りにいるときでも机の下に手を隠してできるので(笑)、まずは親指だけでもちょっと回してみてはいかがでしょうか。