『最適化の世界』要約#05 宇宙の法則に気づくだけでいい

瞑想

並木良和著『最適化の世界

前回の記事からの続きです。

最適化というのは誰にでも起こるものだけれど、意識状態を変化させる必要があります。

「特別な人」のように見える人たちは、意識が違っていた結果として特別になっているのです。

「どうせ自分はダメだ」といった、自分を突き放すような意識では最適化が起こりません。

言葉は言霊なので、ちょっとの謙遜も言いすぎることで言葉通りになってしまいます。

我を通そうとすると消耗する

最適化される人と、されない人の違いは、意識の在り方にあります。

問題となるのは「我を通そうとする考え」で、何かにつけて「自分が自分が」と前に出ると、自分もまわりの人も消耗する。

我を通し、何でも思い通りにしようとすると、願いが「呪詛」に変わってしまいます。

すると泥沼にはまり込むように、人生そのものを消耗させてしまうのです。

「人を呪わば穴二つ」というように、呪詛的なエネルギーを発信すると、そのまま自分にも返ってきます。

そして何かとタイミングがズレたり、うまくいかなくなったりと「呪われた人生」を体験することになるのです。

呪詛的エネルギーで転落に導かれる

たとえば一時的に有名になった人でも、ちょっとしたことがきっかけで転落しまうことがあります。

自分の力を過信して、他人をコントロールしようとした結果、それが呪詛となって自分のに跳ね返ったのかもしれません。

なお、自分の力を信じるのはいいことですが、自分だけに力があると思うとズレていきがちです。

感謝の気持ちがなくなってきた結果、他人に対して横柄になったり威張ったりするようになります。

それが転落の始まりになるのは、宇宙の法則によるものなのです。

最適化によって運がよくなる

エゴや自我を「支配欲求」「コントロール欲求」として見ることができます。

それら欲求は強い力を持つので、手放していく必要があります。

手放していくことで、必然的に最適化へと導かれていくのです。

自然に最適化できている人は、自分のことを「運がいい」と思っていたりします。

運のよさ自体は、引き寄せようとしても案外うまくいかないものです。

宇宙の流れに身をまかせることで、結果として運もよくなっていくからです。

最適化のベースは魂

最適化は、努力して起こそうとするものではなく、厳然たる真実として存在する「宇宙の法則」に気づくだけでいいのです。

引き寄せの法則の場合、「不足の意識」をベースとして自分の思い通りにしようとします。

でも最適化の場合、ベースにあるのは「魂」つまり自分の本質です。

その意識は常に満たされているので、本当の意味で思い通りになるのです。

記事06に続く

並木良和著『最適化の世界

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