並木良和著『ほら起きて!〜』要約と感想。その2

読書

ほら起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ

スピリチュアルカウンセラー並木良和氏の書籍の概要を紹介していきます。

前回の記事では2章の途中までを要約し、今回はその続きです。

師匠に弟子入りする

並木氏が小4の頃、船越富起子氏という霊能者の存在を知ります。中村天風氏の弟子であり、テレビにもよく出演していたそうです。

並木氏は船越氏にずっと憧れを抱き続け、高校生のとき彼女に会い、弟子入りしました。

船越先生と並木少年それぞれのガイド(守護霊)がお互いを引き合わせたのだといえます。

15才から25才までの10年間、並木氏は船越氏のもとで学ぶことになります。

大学にも通いながら修行し、テレパシーや予知、透視能力を身につけていきました。

ガイドからメッセージをもらう

能力を開花させつつも並木少年は今後の自分の生き方に悩み、高2のときに鬱憤を天にぶつけます。

「どうしてこんなにつらい思いをしなければいけないの?」

すると落ち着いた声が聴こえてきました。

「お前は自分の意志で今生を選んだのだから、お前自身が幸せになる道を用意してこないはずがなかろう」

それを聴いて並木少年は憑きものが落ちたように心が楽になったのでした。

声の主は自分のガイド(守護霊)だったと後になってわかります。

ガイドのほかに、僕たちには自分の本質である「ハイヤーセルフ」がいます。

人は輪廻転生を繰り返していますが、どの人生でも共通している魂がハイヤーセルフだともいえます。

このことを並木氏が理解したのは師匠の元を離れ、ハワイ在住のマリディアナ万美子氏に出会ったとき。

過去世で並木氏は古代レムリア文明の神官をやっていたこともわかり、当時のトラウマを癒す過程でハイヤーセルフと深くつながったのでした。

ハイヤーセルフとつながる

ハイヤーセルフとのつながりを確立することで、並木氏の周波数は上がっていきました。

低い周波数である「迷い」や「わだかまり」が外れていき、なるようになると思えるようになって行ったのです。

「自分の現実は自分が創っている」ということが、知識ではなく体感でわかるようになりました。

意識の周波数さえ高く保っていれば、問題だと思っていた出来事も自然に解決します。

周波数の高さに優劣はなく、単に状態の違いです。

ヒプノセラピーによるトラウマの解消

並木氏は霊能者として働く前に整体師となりましたが、その頃に出会ったのがヒプノセラピー(退行催眠)だといいます。

自分が醜いという思いに時々悩まされていたのが、門脇法子氏によるヒプノセラピーにより原因がわかりました。

過去世でアフリカの少女だったときに奴隷のような扱いを受けたことがわかり、今まで感じていた感覚がそれだと気づいた途端に「醜い」という思いがなくなったのです。

偶然にもこのときガイドとつながる回路も開いたといいます。

コンタクトをとったガイドは古代ギリシアに生きていたときの仲間数人で、彼らから「あなたは2年後にスピリチュアルな仕事をすることになります」と言われます。

天使との遭遇

並木氏が30才くらいの頃、ふいに本屋に行きたくなり、導かれるように買った本が『エンジェル・ヒーリング』でした。

当時の並木氏は天使などに関心はなく、メルヘンチックだとバカにしていましたが、せっかく買ったのだからと読んだら面白かったそうです。

ためしに彼が大天使ミカエルを呼んでみたら本当にミカエルが降りてきたとのこと。

これは妄想かなと思ったら天使は消えてしまい、本を読み進めると「天使がいるという証拠を見せてほしいと頼めば、証拠となるサインを見せてくれる」とありました。

その通り頼んでみたら、天使をイメージするものがやたらと出現し始めます。

通ったトラックに「エンジェル」と書かれていたり、友人が突然天使の話を始めたり。

そこから並木氏は天使の存在を信じるようになったのです。

守護霊と守護天使

アメリカなどでは守護霊をスピリット・ガイドと呼び、守護天使をガーディアン・エンジェルと呼びます。

守護霊は輪廻転生を繰り返し、肉体を持った経験がありますが、守護天使は肉体を持ったことがありません。

また守護天使は周波数帯域によって九つの階級がありますが、これは上下関係というよりも役割の違いだといえます。

大天使と呼ばれる存在のなかでも、特にガブリエル、ウリエル、ラファエル、ミカエルの四大天使を知っておくと大きなサポートになってくれるはずです。

天使たちは「人間の自由意志を侵害しない」という原則で動いているので、こっちから助けを求めない限り助けてくれないことになっています。

ただしものすごく大きな愛を持った存在たちなので、いったん頼りにすれば全力でサポートしてくれます。

天使というとキリスト教を連想しますが、天使と宗教はまったく関係ありません。

天使とのコミュニケーション

天使とつながるために必要なのは、ただ「呼びかける」ことだけだといいます。

彼らに助けを求めることが、自分の人生に介入する許可を与えることになります。

また「統合」というワークを行うことでハイヤーセルフとのつながりが強まると同時に、天使とのつながりも強まります。

(統合については後々の記事で紹介します)

並木氏ぐらいになると、彼ら守護天使や守護霊との会話は日常そのものらしいです。

例えば未来に関して尋ねると、今のタイムライン上でいちばん可能性の高い流れを答えてくれます。

次の記事に続く

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