『キングダム2』映画館で観てきた

この記事ではなるべくネタバレは避けるものの、コミック版の原作を読んだことのある人向けに書いていきます。

キングダムの実写映画、2作目は合戦の舞台がメインとなります。

相変わらず主人公、信の無双っぷりがすごくて三國無双やりたくなりました（ちなみに三国志より昔の中国の話だけど）。

信役の山﨑賢人さんがとにかく最初から最後までかっこ良すぎる。

個人的にもう一度見たいのは、信が敵軍に突っ込むシーンと、戦友となる羌瘣（キョウカイ）の舞のシーン。

思い出すだけでもちょっとドキドキします。

ストーリーの流れの変更点

原作との大きな違いは、秦の大王（政）に刺客が放たれるシーンが先に来ること。

刺客たちは強くって、彼らとしばらく立ち回った政も強くて、助けに来た信はやっぱめっちゃ強いじゃん、といういい感じの導入になります。

そして、その刺客の一人が伝説の一族シユウを口にし、別名「悲しみの一族」と呼ばれるのだと政が説明。

この大王暗殺未遂事件の後に、秦に魏軍が侵攻してくるという流れになります。

大王と親しいとはいえ、信は地道にキャリアを積んでいくスタイルで一歩兵として合戦に参加します。

そこでまず歩兵同士で伍（五人組）を組むのですが、無口で独特な風貌をしたキョウカイが信の仲間に加わります。

このキョウカイこそ、さっき話した伝説的な暗殺者、シユウの一族。

実写版キングダム2においては信と並ぶもう1人の主役くらいの扱いです。

（政と河了貂の出番が少ないのはしょうがない）

なんのために戦に参加しているかは、映画の中でちゃんと説明してくれます。

若い奴等ばかりでなく、おじさん連中もやたらとかっこいいのが本作の良いところ。

王騎将軍は相変わらずだし、敵軍の将軍呉慶や、自軍のヒョウコウ将軍も原作の再現度が高くて素敵でした。

千人将のバクコシン隊長も原作通り、第一印象はクソ上司だけど戦況に応じた的確な行動をとるかっこいい人でした。

とはいえ歩兵の一人の立場だったら、バクコシンさんよりも壁さんの下につきたいけど。

キングダム2では、原作コミックの5〜7巻をベースに、あと9巻のキョウカイの生い立ちを挟んだ感じで構成されています。

スケールのでかい戦が描かれるものの、前作ほど物語の展開は激しくありません。

アクションシーンはひとつひとつがものすごいけど、ストーリー自体はコミック2〜3冊くらいしか進んでないという。

このペースだと実写版キングダムを10以上続けるつもりなのかという。

それはそれでいいけれど、役者さんとかが変わらずに完成させてほしいです。

（そう考えると映画のハリーポッターシリーズすごいな）

という感じに、自分の勝手な予想としては武神ホウケンまで出てくると思ってましたが、彼の登場は次回作のようです。

次はハイペースに来年2023年には公開されるとのことなので楽しみです。

とりあえず今回の映画、原作のコミックもしくは前作の実写版が好きならば観て大丈夫です。

もしまったく予備知識がないなら、前作の映画だけでも観てからにしましょう。

それにしても、キョウカイの無双するシーンは、ほんとできるだけたくさんの人に観てもらいたい。以上です。