『これも修行のうち。』要約#01 「方法はある」ということだけでも知っておく

瞑想

反応しない練習の実践編『これも修行のうち。

著者である草薙龍瞬氏が「プチ修行」と呼ぶ方法がたくさん紹介されています。

どのプチ修行も仏教(ブディズム)を土台にした根拠のある方法であり、深く納得できる内容でした。

読み込むたびに「これも練習してみようかな」と思えるものが増えていくはず。

龍瞬さん自身はそんなに使わない言葉ではあるものの「マインドフルネス」に基づいた修行法ばかりです。

これから数記事に渡って要約していくので、本書の予習復習などに活用してください。

「これも修行のうち」を合言葉に

日々の悩みを増やさないためには「ムダな反応をしない」ことが大切。

反応しない心を育てるためには「具体的な心の使い方」を学ぶ必要があり、日常生活のあるゆることをその学びのために活かすことができます。

正しく心を使うことができれば、イヤなことやツラいことにあっても「これも修行のうち」と、プラスの体験として受け止めるのも不可能ではありません。

この本ではブッダの心の使い方を、現代社会に使える形に洗練し、あなたの生活に役立ててもらうことを目的としています。

ブッダの教えの本質をストレートに落とし込み、誰でも日々実践できるようにしたのがプチ修行です。

このいわば「ブッダの智慧の実践版」を練習し、上手に世の中を渡っていける自分になりましょう。

修行のためのプチ入門儀式

プチ修行を始める前に「入門の儀式」とも呼べる心の準備をしましょう。

それは「心の使い方しだいで毎日は変えられる」「どんなものごとにも方法はある。だからなんとかなる」という考えを、心の底にすえることです。

これらを前提としておけば、現実がどうであれ、無駄に動揺することなく前向きに考えられるようになります。

何ごとも考え方が大事であり、その考え方(自分流のこだわり)のせいで、ものごとに対する反応もおかしくなったりします。

こだわりによって、人から何か言われたことをきっかけに記憶を検索したり、自己防衛のために他人を非難したりと、無駄な反応を数珠つなぎに起こしていくのです。

でもブッダにならい「この状況ならこうしよう」といった手順をはっきりさせれば、正しい道筋でものごとをとらえられるようになります。

自然に発想できるようになるよう練習する

「どんなときでも方法があるのだ」と発想ができるようになることから始めましょう。

「発想する」とは、その考え方が最初から自然に湧いてくるということ。

そのためは「方法はある」「なんとかなる」といった言葉を、シンプルに繰り返すことです。

最初の発想が考え方を決め、考え方が人生を作っていくので、どれくらい大切なのかわかると思います。

まずは使う言葉を変える練習をすることで、その最初の発想(思いつき)を切り替えていけるのです。

「方法はある」ということだけでも知っておく

ブッダの教えの根幹は、

  1. 現実はつらいもの
  2. そのつらさには理由がある
  3. つらさの理由は解消できる
  4. その方法・手順がある

というものです。

なので、まだその方法について知らなくても「方法があるということを知っている」だけでもすごく大切です。

方法を少しずつ知り、実践によって着実な変化をしていけば、ますます「方法はほんとにあるんだ」と自信を持てるようになるはずです。

記事02に続く

草薙龍瞬著『これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに反応しない生活

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