『ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ』
ホ・オポノポノは「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」の4つの言葉で潜在意識をクリーニングする方法です。
前回の記事からの続きです。
従来のセラピーとは180度違うやり方
ヒューレン氏の回想によると、モナ氏は自分のセラピーを受けにきた人の話をろくに聞かずに歩きまわっていたそうです。
それでも相談者のほうは非常に満足した様子で帰っていくという不思議な結果となりました。
というのもモナ氏は相談者が実際に訪れる前からクリーニングしていたからです。
相談者の悩みのすべての原因はモナ氏の中ににあり、悩みの内容に関係なくクリーニングできるから、相談にきたときにはもう解消しているのです。
モナ氏が平然とそのような奇跡的なことをやっていたのを、ヒューレン氏は自然に受け入れていたそうです。
クリーニングするためにここに存在している
そしてモナ氏は1992年にドイツで亡くなり、ヒューレン氏が引き継ぐことになりました。
ヒューレン氏は自身を振り返っても、何かを計画的にやってきたということはなく、あるがままを生きてきたそうです。
一瞬一瞬をその場所に存在して、ただクリーニングをする。
クリーニングすることによって、あるべきことが自然に起きるようになって、次の展開が開けてきます。
その影響ほ自身に留まらず、周りの人もクリアになって物事が動くことになるのです。
収容施設でのエピソード
ヒューレン博士の伝説的なエピソードのひとつに、精神障害者の収容施設での功績があります。
その施設の収容者たちのファイルを見ながら、ヒューレン氏はクリーニングを始めました。
そのうちに氏は収容者たちとの記憶を共有し、体の内側に痛みを感じるほどになったそうです。
その痛みは収容者たちに異常な行動を起こさせるプログラムそのものであり、プログラムを消去するために氏はクリーニングを続けました。
あるとき巨漢の収容者から「ヒューレン、俺はお前を殺すことだってできるんだ」と言われます。
ヒューレン氏はとっさに「私はあなたを殺す以上のことができるよ」と返すと、巨漢は黙って去っていったそうです。
クリーニングしていたおかげで無事でいられたということ。
次第に状態が回復する収容者も出てきて、彼らは4〜5ヶ月で一般の刑務所に移されました。
ヒューレン氏が来るまでは1人あたり平均7年収容されていたというので大きな変化となります。
直接相手を治療したり相談に乗ったりしたわけではなく、自分自身の中にある記憶を手放した結果、収容者たちが変わっていったのです。
何が起きても責任は100パーセント自分にある
どんなことに関しても、すべての原因が全部自分の中にあると気づいてクリーニングする人だけが、自分本来の生きる価値を取り戻すことができます。
誰かがやってくれるだろうと思っていると、いつまでも潜在意識の記憶は残ります。
誰でもできることを誰もやらなかった結果、みんなが人を責めるだけで終わってしまいます。
目の前にクリーニングする機会がきたら、そのときにやっておかないと、自分の後の世代に被害がおよぶこともあるのです。
何に関しても自分に責任が100パーセントあると考えましょう。
誰かと電話をするにしても、電話をする前から相手に関する自分の思いをクリーニングしておけば、話す内容に関係なく問題は解決します。
相手の悩みの具体的な内容を知ろうとする必要はありません。
また、クリーニングしていれば自分にふさわしい人だけが自分を訪ねてくるようになります。
すべては自分の中にある
もし誰かの中にいやな部分、醜い部分を感じたら、それは自分の中にもあるということ。
なので自分の中をクリーニングして消去すれば、その誰かのいやな部分も消えてしまいます。
相手にクリーニングの仕方を教えたりする必要も、本来はありません。
何にしてもまず自分をクリーニングすることで、自然と次の一手が見えてくるわけです。
【記事3に続く】
『ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ』イハレアカラ・ヒューレン インタビュー 櫻庭雅文
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