2018年公開の映画『ヴェノム』。
この記事は、まだ観ていない人でも安心して読める内容になっています。
アメリカン・コミックスの悪役として知られているヴェノムですが、その辺の知識がなくても大丈夫です。
物語の序盤、地球外生命体「シンビオート」のヴェノムが、主人公エディに寄生するまでのあらすじを紹介します。
映画をより楽しむための予備知識として参考にしてください。
人間に寄生するシンビオート
地球に帰還中の宇宙船が、東マレーシアに墜落してしまう場面から物語が始まります。
その宇宙船は、彗星で見つけた「シンビオート」という地球外生命体を4体、持ち帰る途中でした。
墜落現場を調査していたライフ財団の研究員たちは、シンビオート3体を確保しますが、1体だけ研究員に寄生して脱走します。
シンビオートは、単体では地球で生きていくことができませんが、動物や人間と一体化し、かつ宿主との相性がよければ生存できます。
ライフ財団の悪事を暴こうとしたが
主人公のエディは、正義感が強めのジャーナリストととして活動していました。
あるとき、ライフ財団のトップであるドレイクという人物を取材することになります。
ドレイクは表向きは善人だけれど、裏では社会的弱者を使って人体実験を行なっているという噂を、婚約者のアンからも聞いていました。
エディはアンのパソコンメールをこっそりと見て情報をつかんだうえで、ドレイクに追及します。
その結果、ライフ財団からの圧力でエディは解雇されてしまい、巻き添えをくらったアンにも振られてしまうのでした。
研究施設に侵入したが
その後、しばらく自堕落な生活を送っていたエディでしたが、彼のもとにライフ財団研究員のドーラが現れます。
彼女はドレイク配下でシンビオートの研究をしていて、非人道的な実験もしてきたことをエディに話しました。
ドレイクの目的は、シンビオートと人間を融合させ、宇宙に進出することらしいです。
将来的には人類のためになるのかもしれないけど、実験で罪もない人々が犠牲になるのが耐えられなくて、ドーラはエディに泣きついてきたのでした。
告発に協力することにしたエディは、ライフ財団の研究施設に侵入し、そこで知り合いのホームレス女性を発見します。
エディはホームレス女性を助けようとするものの、すでにシンビオートに寄生されていて、その寄生体がエディに乗り移ってしまうのでした。
エディとヴェノムとの共生
こうしてエディに寄生したシンビオートの名前が「ヴェノム」です。
ヴェノムにとってエディは相性がよかったようで、身体的には超人的な能力を発揮できるようになりました。
また、エディとヴェノム同士の会話も成立し、なんだかんだでこの先の難局を一緒に切り抜けていくことになるわけです。
意外と人間くさいヴェノムにはちょっと和まされます。
ちなみに、冒頭で脱走したシンビオートは「ライオット」という名前で、ヴェノムと同じ種でありながら格上の存在です。
終わりに
ほぼ無敵に思えるヴェノムですが、一応弱点があります。
それは周波数4000~6000ヘルツの音と、高熱。
以上、ここからの続きがまた面白いのですが、あとは実際に映画を観るのがよいと思います。
AmazonプライムやU-NEXT などでお楽しみいただけます。
追記:「さとり」のCD
2回目を観てみたら新たな発見がありました。
主人公エディが瞑想用のCDで落ち着こうとするものの、1分もしないうちにお隣さんのギター音で心が乱されるシーン。
そのCD、字幕では「さとり」と出てきますが、実物をよく見たら「Eckhart Tolle(エックハルト・トール)」と書いてあります。
自分、エックハルトトール氏の書籍『ニュー・アース』の要約記事を書いてるくらい彼のファンなので、このようなシーンを垣間見れたことが嬉しいです。
トム・ハーディ主演『ヴェノム』
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