通称ドクタードルフィン著『松果体革命』。
松果体とは脳の真ん中にある7〜8mmくらいの、松ぼっくりのような形をした器官。
セロトニンやメラトニン、そしてDMTと呼ばれる幻覚物質を分泌する場所らしいです。
著者のドクタードルフィン氏はお医者さんですが、語る内容は至極スピリチュアル。
「量子力学やスピリチュアルからのアプローチがなければ医学は語れない」といった氏の言葉は妙に納得できます。
松果体というのは「魂の宿る場所」であり「宇宙の叡智と繋がる場所」。
読んで印象に残った点などをまとめていきます。
数記事に分けて要約します。
ガチガチの地球人は松果体が不活性化している
制約と制限に縛られた今の地球社会は、ガチガチの地球人の思考によって作られています。
これはみんなの「松果体」が不活性化しているからです。
松果体を活性化するためのキーワードは、バカボンのパパが使う「これでいいのだ」。
受け入れ、ゆるんで生きることで松果体のポータルが開き、望む自分を自由に作り出すことができます。
「第3の目」とも呼ばれる松果体
仏像などは眉間のあたりにほくろのようなもの(白毫)がついていて、これが第3の目(サードアイ)であり、悟りを開くと開眼するといわれています。
このサードアイの奥に松果体は位置しています。
松果体は主に珪素で構成されていて、光を感じる器官でもあります。
松果体は昆虫や動物にも存在していて、例えば渡り鳥たちが一斉に飛び立つなどのようなときに、松果体が関与しているのではないかと言われています。
また古代の人々などは松果体を重要な器官ととらえていたようです。
松果体は松ぼっくりのような形をしていますが、古代エジプトの壁画にあったり、キリスト教の建造物の装飾が松ぼっくりだったりと、いたるところに見受けられます。
現代は松果体が封印されている?
これらのように古代文明では松果体が重要視されてきましたが、現代に入って最近までは軽視されていました。
研究が進んでいるにしろ、医学や科学だけでは真価にたどり着けるかどうか疑問なのが著者の見解です。
松果体のとてつもない能力は特権階級によって封じられたという説もあります。
お金や権力を占有するため、常識や固定観念を植え付け、人々の松果体を弱らせている存在たちがいるのかもしれません。
生命の本質はエネルギー
松果体について深く知るためには、宇宙の基礎知識についてざっと理解しておいたほうがよいです。
まず人間の本質は「身体や物質を持っていないエネルギー」で、魂と呼ぶこともできます。
もともとあった超素粒子が螺旋状に振動することで意識が生まれ、個が形成されていって「自分」となったのです。
私たちが存在しているのは右螺旋で形成された「表宇宙」です。
同時に相反する左螺旋で形成された「裏宇宙」も存在しますが、そこは永久に体験することができない世界です。
そして宇宙は各々一人ひとりに対し無数に存在します。
これらの無数の宇宙の大元となるものが、魂の誕生のポイントである「ゼロポイント」です。
私たちは無限大のエネルギーを持つこのゼロポイントとつながることができると考えてください。
すべての源であるゼロポイントとつながり、宇宙の叡智といえる知識・情報を受け取ることができれば、人生は大きく変わります。
まずは身体をコントロール
エネルギーや魂のことを学ぶことは大切ですが、私たちは肉体をもっている生物であることを忘れてはいけません。
魂は進化・成長を望んで地球人としての身体を選択しました(松果体を見て選んでいるらしい)。
身体を持ってしまったことによる不便さから気づきと学びを得ているのです。
人間が人間として生きるための情報は、DNAにすべて書き込まれています。
科学や医学で解明されているのは二重螺旋DNAですがそれだけではなく、ドクタードルフィン氏によれば高次元の部分に多重螺旋のDNAが存在しています。
そして「ソウルウェイブ」と呼ぶ叡智エネルギーによってDNAを修正し、人の身体や人生に起こる問題を解決していけるのです。
宇宙からくる叡智を受け取り、身体の叡智に変換するのが松果体の役割でもあります。
心の持ち方だけでは不十分
「心の持ち方ひとつで病気にも健康にもなる」という考えには正しい部分もありますが、これだけでは不十分です。
本質は目に見えないエネルギーの乱れにあり、そこがわからないまま心を良くすることはできないのです。
魂レベルで良くしていくことが必要なのですが、それには脳や脊髄の知識に加え、量子力学とスピリチュアルのアプローチも不可欠です。
冒険しすぎてしまった魂
地球に生まれてきた人間は「冒険しすぎてしまった魂」です。
エネルギーの乱れてしまった魂には不安や恐怖が生じ、乱れを修正したいと願うようになります。
ゼロポイントでの魂の意識は、調和のとれた愛そのもので、楽で愉しい状態です。
地球ではエネルギーの大きな乱れを直すための荒療治ができるのです。
あえて地球で「もがく」という体験をし、必要な気づきや学びを得て、エネルギーの乱れを正すことができます。
(次の記事に続く)
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