ホ・オポノポノの実践によってどんなメリットがあるのか、そして瞑想とどのように関わるのか、自分なりの考えをまとめていこうと思います。
なおこの記事におけるホ・オポノポノとは、ハワイのヒューレン博士の提唱するSITH(セルフアイデンティティ・ホ・オポノポノ)を指しています。
4つの言葉で心を浄化(クリーニング)
ホ・オポノポノとは潜在意識下の記憶をクリーニングする方法です。
自分に身に起こる現実は、自分の中にある膨大な記憶が投影されたものであると考えます。
なので記憶をクリーニング、すなわち浄化することによって、混沌としている現実がシンプルに見えてくる、という感じです。
そのクリーニングに使う4つの言葉が「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」なのです。
ごめんなさいって何に謝るのか
言霊的な発想としてポジティブな言葉を発したほうがいいから「ありがとう」や「愛してます」はわかる。でも「ごめんなさい」と「許してください」ってなんでしょう。
そもそもいったい何に謝っているのでしょうか?
それは自分の「インナーチャイルド」に対してです。
インナーチャイルドとは、潜在意識を無邪気な子どもとして擬人化したものであると考えてください。
僕たちは生きていく上で、理性によって感情を押さえこんでがんばっていることが多い。しかもそのこと自体に気づいていない場合がほとんどです。
よってインナーチャイルドは傷つき、心を閉ざしてしまっている。
その子をいたわってあげるつもりで「今までごめんね。許してね」と言うのです。
「ありがとう。愛してるからね」
「愛しています」だけでも大丈夫
以上のような感覚がつかめれば、どんな順番で言うべきかとか、何回唱えれば良いのかなどの細かいことは気にならなくなるはずです。
参考までに僕の場合は「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」の順がしっくり来ることが多いです。
調子の良いときは「ありがとう、愛しています」の2つ。
ちなみに「愛しています」が他の3つの言葉を包括しているので、愛してるとさえ言っていれば大丈夫ということです。
瞑想時、心の中で唱える
このホ・オポノポノと瞑想はすごく相性がいいと僕は考えています。
静かに座って瞑想する際、ホ・オポノポノの4つの言葉を心の中で唱えます。
呼吸とセットにするのが良いでしょう。
一例として、息を吸いながら「ごめんなさい」、息を止めて「許してください」、息をゆっくり吐きながら「ありがとう、愛しています」と心の中で唱えます。
歩行瞑想に合わせるのも良いと思います。
マントラの言葉として使う
ヨガの瞑想ではマントラと呼ばれる言葉を使ったりします。
いろいろあるけど「オーム」とか「ナーム」とかそんな感じの言葉です。
このような言葉を念じながら瞑想することで、思考の動きに気づきやすくなり、意識を「今ここ」に戻しやすくなります。
(その他、いろんな切り口でマントラについて説明できるかもしれませんが、今はこれで)
ホ・オポノポノの4つの言葉をそのままマントラとみなして瞑想するのもありだと思います。
深い意味は考えず、言葉の響きを心で感じながら「ゴメンナサイ、ユルシテクダサイ、アリガトー、アイシテマス」と念じる。
これにより、心の中に雑念が湧きにくくなる、湧いてもそれに気づきやすくなるなどの効果を感じられると思います。
別にクリーニングとか信じなくてもいい
瞑想中、マントラとして4つの言葉を使うというお話をしました。
言ってしまえば、ホ・オポノポノにおける「クリーニング」や「インナーチャイルド」についての説明を、別に信じなくても大丈夫なのです。
潜在的な記憶を浄化するなどは感覚的なものだし、その結果として現実が変化するとしても、なかなか証拠を示せるものでもありません。
ただ、僕はこれらの言葉を唱えるとなんとなく気が楽になるのです。
この「なんとなく」という感覚を大切にすべきだなと思っています。
僕の心の中はやっぱりいろいろと混沌としているようで、なぜかわからないけど「許されたい」という気持ちとかがあったりするわけで。
だからこそ「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」といった言葉が刺さるのです。
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