『ニューアース』ちょっとずつ要約#03

読書
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エックハルト・トール著『ニュー・アース』。

3記事目の今回では、2章の後半部分を要約してみました。

できるだけ要点を絞り、わかりやすい言葉に直そうとがんばってます。

前回の記事はこちらです。『ニューアース』ちょっとずつ要約 #02

所有という幻

所有という概念は物語(フィクション)にすぎません。

この「物語」および「物語を作る思考」は、あなた自身と何の関係もないことにきづきましょう。

他人が同意するとかしないとかも関係ありません。

何かに自分を同一化しない、心に何も持ち物のない状態になったとき「大いなる存在」の喜びを感じることができます。

しかし所有を否定するだけでエゴから解放されるわけではありません。

例えばエゴは「自分はモノに対する執着を捨てたすごい人間だ」という自己イメージにアイデンティティを求めて生き延びようとするでしょう。

欲望:もっと欲しい

どれだけ所有しても、エゴの構造につきものの「もっと必要だ」という欲望が生まれます。

エゴを存続させているのは所有よりもむしろ欲望のほうです。

「充分ではない」という思いが肉体的なレベルに移行すると、飽くなき飢えとなり、過食症になったりします。

並外れた欲望を持った人物の例として、ジンギスカン、スターリン、ヒトラーなどが挙げられます。

欲望のエネルギーは反対方向のエネルギーを生み出すので、結局は破滅につながるのです。

精神的な構造が変わらない限り、欲望が永久に満たされることはありません。

またエゴの貪欲さは、地球の資源ともつりあいが取れません。

このアンバランスさえなければ、地球上の全人口の衣食住は簡単に満たされるはずなのです。

エゴの構造にに気づかない限り、欠けているものを埋めるための何かを探し続けることになるでしょう。

身体との同一化

モノ以外に自分を同一化させる対象は「自分の身体」です。

まず男か女かの「性別」がアイデンティティになります。

先進国では性別に関する意識が多少薄れかけているものの、外見的な肉体が自意識に大きな影響をおよぼします。

多くの人々の自尊心は、肉体的な力や容姿などと強く結びついています。

自分の身体を大切にするのはいいけど、身体にアイデンティティを求めすぎないことです。

そうすれば美貌が色あせたり、肉体的に衰えたりしても自尊心には影響されません。

人は逆に、病気や障害をアイデンティティにして、他人から関心を得ようとすることもあります。

より強力なアイデンティティを求めて、エゴが病気を創り出すこともあり得るのです。

内なる身体を感じる

エゴの基本的な形のひとつである「身体への同一化」は、簡単に乗り越えることができます。

その方法が「内なる身体を感じる」ことです。

しばらく目をつぶって、自分の両手のなかに生命感を感じられるかを試してみましょう。

ここで感じられる生命エネルギーは「形」と「形のないもの」との架け橋です。

形を乗り越えたところでは、身体は生き生きとした「エネルギーの場」なのです。

内なる身体に気づくことで、免疫システムも、身体の自然治癒力も強化されるでしょう。

忘れられる「大いなる存在」

「片時もやまない頭のなかの声」に気づきましょう。

その声や、セットになる感情と、自分自身とを切り離してください。

エゴとは「繰り返される思考や感情のパターンの塊」ともいえます。

「大いなる存在」を忘れ「存在が個々の形に分裂している」という幻想を抱いているから、現実が悪夢に思えるのです。

デカルトの誤りからサルトルの洞察へ

「近代哲学の祖」デカルトは「われ思う、ゆえにわれ在り」という言葉で有名です。

思考と存在を同一視するのは真実ではないけれど、デカルトはエゴの根源を発見したといえます。

約300年後にサルトルが現れ「われ在りと言っている意識は、考えている意識とは別だ」と気づきました。

サルトルもまた、新しい次元の意識が生まれたことまでには気づかなかった、とトール氏は言います。

すべての理解にまさる安らぎ

大きな喪失を経験した人のなかには「気づき」を得られる人もいます。

「限界的な状況」から、ふいに「いまに在る」という深い安らぎ、完璧な自由をなぜかわからないけど感じるのです。

これは、あなたが自分を同一化していたモノや出来事が崩壊したことにより、エゴも崩壊たからです。

エゴの崩壊によって初めて形のない「大いなる存在」に気づくのです。

すべての人がこの「気づき」を経験するわけではありません。喪失による怒り、悲しみ、自己憐憫の感情を、すぐに自分と同一化させてしまう人もいます。

抵抗せずにあるがままを受け入れると、「意識の新しい次元」がひらけます。

すると状況が有利になったり、人々が協力的になったり、不思議な偶然が起こるようになったりするのです。

(次回に続きます)『ニューアース』ちょっとずつ要約 #04

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