【正観さんの話】母親を選んで生まれてきた?

読書

小林正観さんの講演の音源が、オーディブルでたくさん聴けるので、ここ最近は片っ端から聴いていました。

正観さんは2011年に亡くなってますが、そのお話は聞くたびにいろいろ新しいことに気付かされます。

たぶんあと何十年経とうが色褪せない、というか、むしろ科学が追いついて正観さんの言ってたことの裏付けがどんどんされていくのではとさえ思います。

話の半分以上はダジャレやギャグですが、それも含めて正観さんはもはや僕の心の師匠になっています。

この記事では正観さんの講演の中から、自分が今思い出せることをまとめていきたいと思います。

お母さんを自分で選んだ?

子どもというのは、生まれる前の魂が「この母親の家に生まれよう」と決めて生まれてくるらしい。

よく言われる「親ガチャ」とは正反対の考え方だと思います。ガチャもなにも、自分で親を選んでるじゃんってこと。

3歳くらいの子どもで生まれる前の状況を覚えている子が時々いて、正観さん自身も何十人かに実際話を聞いたらしい。

こういう情報は絵本作家のぶみさんとかも集めていて、無邪気な子どもが適当に話を作るとも思えないので僕もたぶんそうなのだと思います。

親の感情は子どもに伝わる?

それはそれとして、男の子と女の子多数に次のようなインタビューをした結果が面白い。

Q:お母さんが悲しんでいるとき、自分も悲しい気持ちになる? A:「はい」が9割以上

Q:お父さんが悲しんでいるとき、自分も悲しい気持ちになる? A:「別に」が9割以上

要するに子どもは、母親の感情には影響されるが、父親の感情には影響されないということです。

確かに、伝記が残っているような偉人は、お母さんがしっかりしていたり、優しい人であることが多い。野口英世とか、手塚治虫とか。

男親の役割

子どもに影響を与えるのが主に母親だということであれば、そこから父親の役割が見いだされてきます。

それは、母親(嫁さん)を経済的、精神的に支えるということです。

男女平等の考えが行きすぎて、男も同じくらい育児に積極的に参加するべきだということで「育メン」が流行ったこともありましたが、なんとなく納得いかなかった人は、男性にも女性にも一定数いるはず。

母親がニコニコしてれば子どもは育つ。父親は母親をニコニコさせるように振る舞う。で大丈夫らしいです。

実はシナリオを決めてきた

子どもは親を選んで生まれてくるという話に戻りますが、どんなシナリオの人生を送るのかも決めてくるらしい。

正観さんの場合は父親が威圧的な人で、大学時代に出ていけと言われたので出ていき、文筆業で生計を立てる人生になった。

もしも父親の性格がそうでなければ、稼業を継いでくれと頼まれて、それを引き受けてまったく別の人生を送っていた(もしもとかは無いけど)とのこと。

だから、もし自分の親に「なんでこんな親なんだよ」と思ってるとしたら、自分でこの親に決めて生まれてきたという見方で考えるといいかもしれません。

「そうなのかもしれないな」とちょっと思うだけでも、新たな発見があるかも。

終わりに

以上、今回は子育て(?)の話がメインとなりました。また面白い話を思い出したら次回にでも書きます。

話に根拠がなくても「もしそうだとしたら、自分のあれこれの説明がつく」といった、妙な納得感がけっこう大事だと思います。ではまた。

タイトルとURLをコピーしました