2017年公開のSF映画『メッセージ』
世界各地の12箇所に突如出現した「宇宙船」の中にいる生命体と、なんとかコミュニケーションをとろうとする話です。
この記事で説明するのは序盤のあたりまでなので、まだ映画を観ていない人でも安心して読めます。
映画のジャンルはSFに分類されると思いますが、かなり淡々と進行していくので、観る人によってはダルいかもしれません。
しかし自分の中で「そういうことか!」と腑に落ちれば、一気に物語に引き込まれ、そしてなんともいえない悲しい気持ちになるはず。
(ただ、地球外の生命体に侵略されてバッドエンド、みたいな安直なストーリーではないことだけ先に言っておきます)
世界の12箇所に出現した謎の物体
主人公の女性ルイーズは言語学者として大学で教鞭をとっていました。
彼女はときおり、自分の娘と遊んでいた場面や、その娘を病気で亡くすという記憶にさいなまれます。
ある日、黒くて巨大な謎の物体が世界各地に突如出現しました。
米粒を縦にして巨大化したような形に見えますが、見る角度によっては円形の浮かぶ物体。
以前軍に協力してペルシャ語を解読した実績のあるルイーズは、大佐からある仕事を依頼されます。
この謎の物体のなかにいる生命体の話す言葉を解読してほしいという依頼でした。
なかの人と意思疎通できるのか?
言語学者であるルイーズ、物理学者のイアンたち数人で、知的生命体(?)との意思疎通をはかるためのチームが組まれます。
ルイーズとイアン、超文系と超理系の組み合わせのようなもので、互いの第一印象は悪かったですが、次第に理解し合っていきます。
この「宇宙船」ですが、得体の知らない力で浮かんでいるし、なかに入ってみたらで重力の向きが変わるしで、おそらく地球より進んだ文明によってつくられたものに思います。
中国などは人民解放軍のシャン上将の指揮のもと、人類にとっての脅威になるだろう前提で臨戦態勢が整えられていきました。
イカスミ模様を解読
「彼ら」は、典型的といえばそうなりますが、巨大なイカのような外見です。
人類を攻撃しようとするような姿勢は見られないものの、地球に来た目的がわからない。
彼らは「声」のようなものを出すには出すのですが、それが意味のある言葉なのかも不明です。
ルイーズは音声ではなく、文字による言葉でのコミュニケーションを試みます。
すると、彼らのほうもイカスミのようなものを、書道の達人が描いたような円形の模様で返事してくれました。
ここからその微妙に形状が違うイカスミ模様の、必死の解読作業が始まるのでした。
時間を超えた世界
彼らの使う「言語」には時間の概念がないらしい。
彼らにとって時間というのは、過去から未来に一直線に流れるようなものではないということです。
そして、使う言語がその人の見る世界を形づくるという考えもあります。
ルイーズは彼らと意思疎通するために必死でその言葉を解読していくうちに、彼らの見ている「時間を超えた世界」に触れたのかもしれません。
終わりに
以上、この映画を深く理解するには、もっと何度も観る必要がありそうです。
ただ、細かいいろんなところが謎のままでも、結末のオチは最初のシーンとしっかりつながり、納得感とともに胸が苦しくなるはずです。
このような時空を超える系の話は頭がオーバーヒートしてしまいますが、気になる方はぜひ本作を観てみてください。
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『メッセージ』
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