トムクルーズ主演『オブリビオン』
この記事は、まだ観ていない人でも安心して読める内容になっています。
本編をより楽しむための予備知識として参考にしてください。
『オブリビオン』、和訳すると「忘却」とか「無意識の状態」という意味になります。
SFものではありますが、映像が素敵なだけでなく、謎解き要素もかなり強い映画です。
物語が進むにつれて真相が明らかになっていき、ちょっと大げさに言うと見える世界が一変します。
スケールの大きなどんでん返しを体験できます。
荒涼とした未来の地球
西暦2077年の、荒廃した地球が舞台です。
というのも過去に「スカヴ」と呼ばれる地球外生命体が来襲したため。
彼らは高度な文明で月を破壊してしまい、おかげで地球は地震や津波などの天変地異が起こり、ボロボロになります。
そこにスカヴの軍団も攻めてくるわけですが、地球人はその戦争にはなんとか勝利しました。
しかし生き残った地球人は荒れた地球を離れ、土星の月である衛星タイタンに移住したのです。
ジャック(トムクルーズ)とヴィクトリアの二人だけが、任務のために地球に残っていました。
ジャックとヴィカの暮らし
ジャックとヴィクトリア(通称ヴィカ)は、高所1000メートルにある居住施設で暮らしています。
さらにはるか上空に、逆四角錐の巨大な物体が浮かんでいて、「テット」と呼ばれています。
テットは巨大な宇宙ステーションのようなもので、そこにはタイタンに引っ越す予定のたくさんの人が住んでいるらしい。
ジャックは地球の海水を吸い上げる設備などを監視する任務で、たびたび地表に降りています。
ヴィカのほうは、ジャックや本部との通信係に専念しています。
地上の様子とスカヴの残党
無事に任期を終わらせ、ジャックとともに地球を離れたいと思っているヴィカ。
対してジャックは、まだ住める余地のある地球に未練が残っている様子です。
彼は地表の自然豊かな場所に隠れ家的な場所を作り、ヒマを見つけて一人でレコードを聴くなど、いろいろ楽しんでいます。
ちなみに、ジャックには5年以上前の記憶がありません。
もしもスカヴに捕まった際に大事な情報を漏らさないために、本部から記憶を消されたとのことです。
にもかかわらずジャックは、ヴィカではない美しい女性と仲良くしていたのを覚えていたり、懐かしい思い出に浸ったりしていました。
ハイテクな球体「ドローン」
なお、地上にはスカヴの残党が住み着いていて、これまでに燃料電池など、貴重なものをいろいろと盗まれています。
「ドローン」と呼ばれる機械のメンテナンスも、ジャックの仕事のひとつです。
ドローンは直径2メートルくらいの空飛ぶ球体で、自身が「敵」と認識したものを容赦なく排除します。
ジャックがスカヴに襲われそうになってもドローンが反応して迎撃するので、ジャックはまだスカヴを間近で見たことがありません。
物語のカギを握る女性
そんなある日、謎の宇宙船が不時着したので、ジャックはヴィカや本部の反対を押し切って調査に向かいます。
現地には、それぞれのカプセル内で冷凍睡眠状態になっている人間が数人。
そのうちのひとりは、ジャックの記憶の片隅にあった美しい女性でした。
しかしあろうことか、ドローンはカプセルで眠る人間を「敵」とみなし攻撃を始めます。
ヤバいと思ったジャックは必死に、カプセル内で眠る女性を守ろうとするのでした。
終わりに
以上、ミステリー好きの人なら「なんかここ怪しいな」と思った点をちらほら見つけたかと思います。
この先からが面白いので、続きが気になる方は、AmazonプライムやU-NEXT などで観てみてください。
トムクルーズ主演『オブリビオン』
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